いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2014.03.03

時局講演会を開催しました 平成26年3月1日

結いの党 神奈川6区(保土ケ谷区) 時局講演会を開催しました。
私からは、横浜市政の話をさせていただきました。

みなさん、こんにちは。

保土ケ谷区選出 横浜市会議員 いそべ圭太でございます。

本日は、土曜日のお忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございます。心より感謝申し上げます。

すでにご周知の通り、私は昨年みんなの党を離党しました。そして今年の1月、結いの党に入党しました。

今から3年前の参議院選挙が行われた際、私はみんなの党の政治理念に共感し、地方選挙への立候補を決意しました。それから9カ月後、同党の公認候補として市議選を戦い、多くの皆さま方のおかげで12,078票という身に余る得票を賜り、市会へと送り出していただきました。以来、基本理念は変えず強い信念を持ち全力で活動して参りました。

しかしながら、同党の公認候補で当選した私ではありますが、現在の党の方針では有権者との約束が成し得ない、市民の皆さまの期待や負託に応えることができないという結論に至りました。そのために「原点に戻る」という選択をしました。

 

それに何よりもここにいる仲間、3年近く一緒にやっている大岩議員からも「今決断しないでどうする。一緒に政策を継続しよう」と声をかけてもらいました。

また、1年半近くこの6区のチームで一緒にやっている青柳代議士からも「磯部さん、3人で、この街で一緒にやろう」と言われました。

大変ありがたいことであり、やはり国と地方が揃ってこそ、この街のために仕事が出来るかなと思いました。

 

地方議会は政党政治でなく無所属として個々の理念や政策で活動するのが一般的ですが、横浜という大都市では、国政と同じ政党政治が何十年と続いているのが現実です。

横浜では14名中10名が離党し、その10名で新しい会派を結成しました。会派については、政党と切り離し、「横浜の未来を結ぶ会」としました。これは、国政だけではなく、地方でも大同団結を図るため、無所属議員の参加も容易にするためです。

 

現在行われている予算市会は、林市政の2期目最初の予算編成であり、今後の市政の動向を左右する重要な議論が展開されています。

昨年12月の本会議で私が「市債発行5%削減ルールの見解及び継続の有無」を市長に質問したところ「次の中期計画を見据えながら対応を考える」という曖昧な答弁でした。経済対策や福祉施策等の拡充のため、予算が必要なことは十分承知しますが、安易な市債の増発は、将来の横浜にとって極めて危険であると考えています。今後も厳しい財政状況が続くことが予想されます。その歳出の見極め、すなわち施策の優先度や緊急性に関する判断について、今までよりさらに取り組むことが重要と考えます。こうした視点から予算質疑に臨んでおります。

また、市長においては、投票率29.05%に現れる声なき民意をどう拾い上げ、2期目の運営に反映していくかも重要になります。

 

横浜市は370万人が暮らす日本最大の都市です。

将来人口推計では、横浜市の人口のピークは2019年で、およそ373万人であり、年少人口(0~14歳)、生産年齢人口(15~64歳)は減少し、老年人口(65歳)は増加していきます。

高齢化も増加の一途をたどり、人口ピーク時(2019年)でおおよそ25%の高齢化率に、2060年の参考値では、おおよそ35%以上の高齢化率になる見込みが立てられています。

横浜市の最大の課題は財政構造です。個人市民税への依存度が高過ぎるのが課題です。

このままでは、団塊の世代の本格的な引退によって、税収が一気に落ち込む恐れがあります。

医療や福祉、教育、子育てと必要な所に、必要な施策を講じていくためにも、税収の確保は今まで以上に重要になります。

税金のムダ使いは解消しなければいけませんし、行政改革も徹底的に行っていく必要があります。

しかし、それだけではどうにもならないところまで来ているのが、地方自治の実情であり、横浜の現状です。変わる努力をしなければ、横浜市は今後、衰退の一途を辿ることでしょう。今、正にその帰路に私たちは立っているのです。

私は横浜市が持つ潜在力を引き出せば、まだ変わることができると考えています。そう信じて、日々の活動を続けています。

10年後、20年後の横浜市を見据えて、課題を洗い出し、政策を考え、実現していかなくてはなりません。こういった理由から、安易な市債の増発は、ノーなのです。

 

私は「横浜で子育てをしてよかった」「横浜で老後を過ごせてよかった」とすべての世代に喜んでもらえる都市に、街にしていきたいと考えています。あらゆる立場の人にとって、バリアフリーな都市を実現したい。そのためにも、横浜市が持つ潜在力をもっと引き出していく必要があります。

市民の声が届く議会に変え、行政改革によって筋肉質な行政経営に切り替え、税金を適切に配分できる、そんな横浜市を実現してきたいと考えています。

従来の予算要望型の政治を一度、見直す必要も出てくるでしょう。これまでのやり方を見直す時、必ず、反発も出てくると思います。特に地方自治は、市民生活に身近な案件を扱うだけに、その反発は大きいかもしれません。しかし、少子化の影響が向こう30年は続くこと、これからいよいよ本格的な高齢化社会に突入することを考えた時、今こそ横浜市のグランド・デザインを描く時です。

私は市民のみなさんと共に、横浜から新しい時代の地方自治を創っていきたいと考えています。そして、新しい地方自治の在り方を全国に発信できたとき、きっと、横浜の未来は輝かしいものになり、日本も元気になるはずです。

みなさんのご意見をぜひ、お聞かせ下さい。一緒に横浜の未来を創りましょう!

 

繰り返しになりますが、いそべ圭太の基本理念や政策は当選時から変わっておりません。が、これを機に今まで以上に「初志貫徹」全身全霊で行動する所存です。

どうか皆様のご理解とご支援をお願いして、私の言葉とさせていただきます。

ありがとうございました。