先日、私が委員長を務める「孤立を防ぐ地域づくり特別委員会」で市内視察を実施しました。

視察先の1か所目は、母子生活支援施設（旧：母子寮）と寄り添い型学習支援事業横浜いろは塾（金沢区）です。

母子生活支援施設は、児童福祉法に基づき、配偶者からのＤＶ被害や生活能力の不足等により生活支援が必要な18歳未満の子を持つ母子世帯を入所させて保護するとともに、自立の促進ためにその生活を支援する施設です。また、退所した者について相談その他の援助を行う施設です。

施設とのことですが、内部は集合住宅のような居室（一般の賃貸マンションをイメージ）や相談室、学習室、保育室、心理療法室などがあります。

施設の特殊性から概略のみ紹介し、施設名や所在地、内部の写真などは公表を控えさせていただきます。

2か所目は、金沢区にある寄り添い型学習支援事業横浜いろは塾です。

我が家をイメージしたレイアウトの室内で、中学生を対象に寄り添い型の学習支援、生活支援、総合支援を実施しています。この事業の先駆けは保土ケ谷区であり、今は全市展開されています。

生活保護世帯や生活困窮状態にある家庭、養育環境に課題があり支援を必要とする家庭に育つ小・中学生及びその保護者などが対象となっています。

貧困の連鎖を断ち切るためにも、将来の進路選択の幅を広げることを目的に学習支援と生活支援をしています。

高校が人生のすべてではないですが、高校に入学し、しっかり卒業することが、後々の人生の幅を広げていくことになります。

今後も引き続き、委員会で議論を深めていきたいと思います。