いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2014.08.13

平成25年2月20日 平成25年 こども青少年・教育委員会

△子供のいじめ防止対策について
○(大桑委員長) 次に、子供のいじめ防止対策についてを議題に供します。
本件につきましても、過日の委員会で、正副委員長の協議内容について皆様よりさまざまな御意見をいただきました。また、昨日の委員会で申し上げたとおり、市民意見募集を実施したいと考えております。
本日は、前回に引き続き、想定される条例の内容について御協議いただくとともに、市民意見募集の実施について御協議いただきます。
協議に先立ちまして、初めに、正副委員長で作成した市民意見募集の実施案をお手元の資料により説明いたします。実施案につきましては、過日お示しした正副委員長の協議内容を踏まえて作成しております。
それでは、資料をごらんください。
実施方法等につきましては、お手元の実施要領のとおり、1の募集期間は平成25年3月1日から3月31日まで、2の意見募集をする内容は、お手元にお配りしているチラシ案のとおりでございますが、補足して説明いたしますので、資料として添付しておりますチラシ案をごらんください。
募集期間や意見提出方法等の記載は、要領案に記載したものと同一内容でございます。また、条例内容の説明については、1月31日にお配りしております委員会資料と同一の内容でございます。
意見募集の設問でございますが、チラシをお開きいただきまして右側のページをごらんください。想定している条例の内容の各項目について、自由に御意見、お考えをお伺いする設問内容といたしました。
1枚目の要領案にお戻りください。
3の配布場所ですが、各区役所、地区センター等で配布することとします。あわせて、横浜市会ホームページにも意見募集内容を掲載することとします。また、別途、市立小学校・中学校・高等学校・特別支援学校及び青少年関係団体にもチラシを送付するとともに、チラシの内容を要約した簡易チラシを作成し、議会局にて配布することといたします。
4の意見の提出方法は、郵送、持参、ファクシミリ、電子メール、ホームページからの応募によることとします。
なお、5のその他にございますように、電話や来庁による口頭での意見の申し出は受け付けないことといたします。また、意見に対する個別の回答は行わないことといたします。
資料の説明は以上ですが、想定される条例の内容や市民意見募集の実施の有無、内容等について、委員の皆様からそれぞれ御意見、御質問などがありましたらお願いいたします。
(中略)---------------------------------------
◆(磯部委員) いろいろなお話が出たと思うのですけれども、前回この議論をしたときも、田野井委員のほうから、国の動向もあるけれども横浜市らしいものをきちんとつくり上げて出していくべきだという御意見があったと記憶しております。私も本当にそのとおりだと思いまして、今まさに苦しんでいる子供というのは、今ここで我々が議論しているときでもいると思うのです。横浜市ほどの大都市がこういった条例を出すことによって、物すごい社会的インパクトを与えることができるのではないかと私は考えております。そのことによって、今まさに苦しんでいる子供が早く助かることも絶対にあるはずなのです。私はこう信じています。だからこそこの条例をつくったほうがいいと思っています。
私は、内容も正副委員長でよく協議していただいて、全体的に網羅されて精査されていると思います。本当にお忙しい中、ありがとうございました。ですので、私は、このスケジュールで意見募集をやって進めていくべきだと考えております。
また、先ほどどこかの現場に出向いて意見を聞くという話があったと思うのですけれども、当然、そういったことはやったほうがいいとは思います。ただ、我々議員というのは、日々の調査活動の中、そして地域活動の中で、学校の先生だったり子供たちの話を聞いていると思うのです。1期生の私でもかなりの話を耳にしたり教えていただくことがあります。ほかの諸先輩の議員は、私なんかと比にならないぐらいそういった声を聞いているのではないかと思います。そんな中でつくり上げていったものですし、議会が公式・非公式問わず何かの活動という形で行くと、どうしてもかた苦しい話になってしまって、子供はわからないですけれども、先生方のお話はなかなか本音が出にくい部分もあるのではないかと思っています。
もちろん、そういったことはやったほうがいいのですけれども、我々の日々の活動の中で得てきたものが凝縮されているような形になっておりますので、日程的に無理でしたら無理をしなくても日々の調査活動で個々の議員、委員が得たものをこうして議論にぶつけていけばいいのではないかと思っております。
あともう1点だけよろしいですか。子供のいじめ防止の意見なのですけれども、この募集の欄の中に、設問の2番の「あなたの年代」で、10歳未満という内容があるのです。子供にもできれば意見を書いてもらいたいということなのですけれども、子供が読むには内容が難し過ぎるというのが1点と、先ほどいただいた実施要領案の中に、別途、市立小学校・中学校・高等学校・特別支援学校などに配布するというのがあるのですけれども、できれば学校を経由して児童会なり生徒会なりのほうにも配っていただいて、児童会、生徒会は子供の代表でありますので、そちらのほうで意見を募っていけたらいいのではないかと考えております。
○(大桑委員長) 今の磯部委員の意見については、正副委員長の協議でも学校には送付することになっていますので、その中で工夫して生徒会等に配ることができればと思います。
(中略)---------------------------------------
◆(磯部委員) まず、タイトルのところなのですけれども、「子どものいじめ防止条例制定について」というタイトルに直すのであれば、なぜ読書活動の推進のときにその指摘がなかったのか。読書活動の推進のときも同様であったのではないかと思っております。
あと、その内容の具体的部分ですけれども、「責務」を取ると、結局何なのか、何のための条例なのかというのが、ふわっとし過ぎて、私個人の意見ですけれども、よくわからなくなると思います。
あと、「いじめ根絶の実現」というところを「解決」ということで、先ほど菅野委員もおっしゃったのですけれども、解決が悪いわけではありません。ただ、発生して解決というのはあくまでも対症療法にすぎない。もちろん発生したものについては、対症療法的に一件一件解決していくのが重要な話ですけれども、基本的にはいじめ根絶を目指していく。実現は非常に難しい部分はあるかと思いますが、そこの基本理念、目的は、この条例をつくるときに決して忘れてはならない部分ではないかと私は思っています。
あと、保護者と子供の部分を削除したのですけれども、保護者にも、そして子供にも、社会全体でこの取り組みに参画していただく必要があるのではないかと考えております。
よって、私は原案のままでお願いしたいと思います。
(中略)---------------------------------------
○(大桑委員長)
次に、原案についてお諮りいたします。
採決の方法は,挙手といたします。
原案のとおりのチラシ案で市民意見募集を実施することに賛成の方の挙手を求めます。
(挙手)
○(大桑委員長) 挙手多数。
よって、市民意見募集の実施方法及び内容は、原案のとおり実施することと決定いたします。
なお、チラシの字句の整理等につきましては、正副委員長に御一任願います。
ただいま、市民意見募集の実施が決定いたしましたが、私よりお伝えいたします。
開始日である3月1日金曜日午前8時から、JR関内駅南口の横浜市庁舎前において、読書活動の推進と同じような形になると思いますが、有志の方々で市民の皆様に対する広報活動を行いたいと考えております。お時間に御都合のつく方はぜひ御参加いただければと思います。よろしくお願いいたします。
このほかに、委員の皆様より何かありましたら、よろしくお願いします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(大桑委員長) 最後に、改めて申し上げたいと思いますが、先ほどの参考人の話をする前にも協議の際に申し上げましたが、条例の内容については今後の委員会の中で協議していきたいと思いますので、さまざまな先生方の意見をしっかりと条例に反映して、当然、パブリックコメントの意見も取り入れていきたいと思います。ぜひ今後もよろしくお願いします。
では、特に御発言もないようですので、子供のいじめ防止対策についてはこの程度にとどめます。
以上で、教育委員会関係の議題は終了いたしました。
平成24年度本会議風景 市会