2026.03.06
みどり環境局 局別審査 令和8年度予算第一特別委員会 令和8年3月4日
3月4日に予算特別委員会のみどり環境局審査に登壇し、12テーマ(旧根岸競馬場一等馬見所・日産スタジアムのネーミングライツ・たべるサーキュラーの農地内での循環・地産地消の推進・建設業の働き方改革・公園の禁煙化・公園緑地の夏の暑さ対策・だれもが利用しやすい公園や緑地の環境づくり・公園トイレの環境改善・公園の駐車場の設置・魅力的な公園づくり・動物園の魅力向上)、30項目の質問や指摘、提言(意見)をしました。
☆ポイント
今回は、予算委員会の副委員長を務めながら、2年ぶりに局別審査に登壇しました。
3年連続で所管する「みどり環境局(旧:環境創造局)」の令和8年度予算案に関連して、「歴史的建造物の保存活用」「ネーミングライツ」「農業とサーキュラーエコノミー」「公園」「動物園」をテーマに幅広く質疑に臨みました。質疑に臨みました。
質疑にあたっては、横浜市内の公園や動物園、他都市の公園や動物園を視察して、調査・研究を重ねたうえで、質問を構成しました。また、日頃から利用している直売所や農地などもあらためて訪問しました。
様々な観点から選んだ12項目30問の質疑を24分(答弁まで含めると約41分)行いました。
速報版(字句の最終確認前)ですが、質疑の全体像を掲載いたします。正式な議事録ではなく、インターネット録画中継から文字お越ししたやりとりとなっております。実際の発言は、今後作成される議事録とは異なる部分がございますので参考程度にご覧ください。
こちらをご覧いただければ、市民の皆様に選ばれた議員が二元代表制の下、当局と真摯に議論させていただいていることがご理解いただけると思います。
引き続き、粛々と職務に臨んでまいります。
質問は一問一答です。一問ずつ太字で当局の答弁を入れてあります。
この間、質問の調整や調査にご協力いただきましたすべての市職員の方に感謝申し上げます。
1 旧根岸競馬場一等馬見所
はじめに、その他から伺ってまいります。
先ほど他の委員からも出ておりましたが、旧根岸競馬場一等馬見所について、伺います。
馬見所につきましては、今年度から耐震化に向けた本格的な検討が始まり、来年度予算案でも設計費が計上されています。
馬見所の保存活用は、我が党としてもかねてから要望してきており、草間剛衆議院議員が市会議員時代に、「保存・利活用していくべき」と提言し、また、白井議員も「保存活用をしっかりと進めるべき」と提言してまいりました。
令和6年第1回定例会・総合審査でも、私から要望し、昨年の予算特別委員会では、増永議員から要望してきたところです。
そのような経緯がある中、耐震化に向けた取組が具体的に進んでいることは大変うれしく思います。関連する部署が連携して着実に取組を進めていただきたいと考えます。そこで、
旧根岸一等馬見所の保存活用に向けた検討体制について、局長に伺います。
【答弁】旧根岸競馬場一等馬見所については、これまで、公園の施設としてみどり環境局が建物の維持管理をしつつ、将来の保存活用のあり方は、政策経営局が中心となり検討を進めてきました。今年度からの耐震化の実施設計は、みどり環境局が、建築局などと連携しながら進めてきています。今後の活用方法等の検討については、政策経営局が中心となり、みどり環境局をはじめ、関係する局が連携して進めていきます。
この建物の保存と活用については、地域のお住まいの方はもとより、本日も質疑が上がるなど、多くの方が関心を持っています。青年会議所などの団体からも提案がされています。そこで、
より良い保存活用とするため、多くの方の意見を聞きながら検討を進めるべきと考えますが、局長の見解を伺います。
【答弁】今後の検討にあたっては、公園の周辺にお住いの方や、根岸のまちづくりに関係する皆様をはじめ、広くご意見を伺いながら進めていきます。この一等馬見所が、横浜のシンボルの一つとして、多くの方々に親しまれる施設となるよう取り組んでいきます。
多くの方の要望、努力により、馬見所の保存活用が動き出しているということを忘れずに、しっかりと検討を進めていただきたいと要望し、次の質問に移ります。
2 日産スタジアムのネーミングライツ
次に、日産スタジアムのネーミングライツについて、伺います。
2月27日に、5年間総額6億5千万円で日産自動車と契約を締結したという発表がありました。
本件は、9月の常任委員会で報告され、その後、市長の判断により再検討することになるなどの経緯があり、12月の常任委員会であらためて報告がありました。数多く報道され、市民の皆様の関心を集めたと共に、議会側も混乱しました。そこで
契約を締結したことをどのように受け止めているのか、局長に伺います。
【答弁】これまで5期21年間に渡り、日産スタジアムのネーミングライツを継続してきました。今回、6期目の契約にあたっては、市民の皆様や市会の先生方から、様々なご意見をいただきました。契約に向けて取り組む中で、現契約者との協議の進め方や、金額の妥当性の判断などについて課題を認識するとともに、ネーミングライツを取り巻く状況も大きく変化してきていると感じました。先生方からいただいたご意見を真摯に受け止め、今後につきましては、今回の経験を生かして、ネーミングライツを取り巻く状況の変化を、より敏感に捉えながら取り組んでいきます。
先日の予算関連質疑での我が党の山下議員の質問に対し、市長から「ネーミングライツの制度導入から約20年が経つ中、市民に親しまれる施設という視点を引き続き大事にしながら、「市場価値」も重視していく」との答弁がありました。
今後のネーミングライツの在り方については、市民の意見や他都市の状況等を注視しながらしっかり議論していただきたいと要望し、次の質問に移ります。
3 たべるサーキュラーの農地内での循環
次に、「たべるサーキュラーの農地内での循環」について伺います。
昨年の第3回定例会・総合審査で、私から「サーキュラーエコノミー」について質問し、市長から「生産・消費・再資源化のあらゆるステージにおいて、循環の見える化や食・農業・住宅まちづくりといった様々な取り組みを連鎖させていく」との答弁がありました。
今回6つのサーキュラーの中の「たべるサーキュラー」は、農業が盛んな横浜の特性を生かし、家庭や事業者の生ごみや下水汚泥に含まれる資源を再利用し、再び農地へと還元していく重要な取組と考えております。併せて農地から出る枝や茎等の廃棄物、いわゆる農業残渣の循環についても取り組むとのことです。そこで、
たべるサーキュラーの取組の中で、令和8年度にみどり環境局が取り組む内容を農政部長に伺います。
【答弁】事業者が排出する食品残渣の堆肥化と農地での活用に向けて、まずは市内農家の堆肥の利用状況や必要量等を調査します。併せて、食品残渣由来の堆肥を使った農作物の試験栽培を行い、堆肥の品質や効果を検証します。また、農業残渣を炭にして土壌改良剤として利用するバイオ炭の試験製造を行います。
私は特に農業残渣を活用することについて、意義があることだと思いますし、農家にとっては、農業残渣を処理する選択肢が増えることは望ましいと考えます。そこで、
農業残渣を再資源化することによる効果を農政部長に伺います。
【答弁】農業残渣は、農地へのすき込みや野焼き、あるいは有料で廃棄処理されているのが現状です。バイオ炭などとして再資源化することで、残渣の処分費用や土壌改良資材の購入などの経費の節減にもつながります。また、土壌の通気性や保水性の改善など、作物の生育に資する効果が期待できます。さらに、バイオ炭は、炭素を地中に長期間固定できるため、温暖化対策にも寄与します。
農業残渣にも着目し、活用することは、脱炭素、循環型社会の実現に寄与する多面的な意義のある取組だと思います。
一方で、こうした取組も含めた「たべるサーキュラー」の取組は、市民や事業者にとって一定の負担がかかるものです。そこで、
たべるサーキュラーの推進にあたっては、市民や事業者など関係者の理解が重要と考えますが、局長の見解を伺います。
【答弁】「たべるサーキュラー」を進める上では、生ごみの丁寧な分別による質の確保が必要なことや、再資源化にかかる一定のコストなどが生じるため、市民の皆様の消費活動や企業の経済活動における意識や行動の変容は極めて重要となります。その価値への共感が不可欠となってきます。市民・事業者・農家の皆様が継続して取り組める環境づくりに向けて、資源循環局などの関係区局とも連携し、資源が循環できる仕組みづくりに積極的に取り組み、環境と経済の両面から、持続可能な都市の実現を目指していきます。
このサーキュラーの取組で生産された農産物を市民の皆様に購入していただくことが、資源と経済の好循環につながります。
横浜が持つ多様な資源と都市力を生かし、引き続き、循環型都市の推進に向け、精力的に取り組んでいただきたいと要望し、次の質問に移ります。
4 地産地消の推進
次に、地産地消の推進について、伺います。
本市の都市農業の継続と、新鮮な農畜産物をその地域で消費する地産地消の積極的な推進を目指し、我が党が中心となってとりまとめた地産地消条例が、今年度で施行10年を迎えました。
スライドをご覧ください。

上段の写真は、市庁舎での直売の様子です。市内産の新鮮な野菜がずらりとならび、大変賑わっており、私も時間があれば買い物に行きます。
下段の写真は、みなとみらいの公園での農家による朝市の様子です。農家さんとコミュニケーションを取りながら、直接新鮮な野菜が購入できるとあって、こちらも賑わっています。
次のスライドをご覧ください。

上段の写真は、農協支店前の朝市と、自動販売機による直売の様子です。
下段の写真は、いちご農園の写真で、観光農園にもなっています。
様々な種類のいちごの直売が行われており、市民生活に近い場所で新鮮な農畜産物を購入することができます。
次のスライドをご覧ください。

市内産の野菜を使った加工食品と市内の飲食店でのメニューです。
飲食店には幾度となく訪問し、いただいてきましたが、市内産の農畜産物をふんだんに使った料理は、とても美味しく幸せな気分にもなります。
地産地消が浸透してきた背景には、行政や生産者とともに、条例で地産地消の推進における役割を定めている、市民や事業者の方々の存在も大きいのではないかと思います。そこで、
行政と生産者が、これまで市民と連携した取組を農政部長に伺います。
【答弁】これまで、市民や食育関係者など、500名を超える方々を地産地消の案内人である「はまふぅどコンシェルジュ」として、認定してきました。はまふぅどコンシェルジュは、マルシェや料理教室などの自主的な活動を行うとともに、学校等への派遣による食や農の授業の実施などでも活躍いただいています。
はまふぅどコンシェルジュのように市民による活動を支援することで、横浜の農業や農畜産物のファンをさらに増やしていただきたいと思います。
市内には、横浜の農を生かして様々な取組を行う事業者の方も数多くおり、行政や市民とは異なる手法でファンを増やすことに貢献していただいています。そこで、
これまで事業者と連携した取組を農政部長に伺います。
【答弁】「よこはま地産地消サポート店」に認定された飲食店では、市内産農畜産物をメニューに取り入れ、横浜の農の魅力を発信していただいています。また、事業者の皆様の創意工夫により、市内産農畜産物を使用した食品や、親子で学べる農業体験と食育講座など、多様な事業が生まれています。さらに、市庁舎や市内各所で直売やマルシェを開催し、生産者等に出店機会を提供するなど、市内産農畜産物の購入の場を増やすことにも取り組んできました。
魅力ある商品や料理、サービスに取り組む事業者の支援は、横浜の農畜産物を新たな消費者に届けることにつながる、意義ある取組です。
市民の暮らしの中に地産地消を取り入れていただくためには、様々な手法により、市民が農畜産物にふれる機会を増やしていく必要があります。そこで、
今後の地産地消の推進に向け、幅広い主体との連携をいっそう進めるべきと考えますが、局長の見解を伺います。
【答弁】地産地消条例の制定以降、庁内における地産地消に対する意識も浸透し、各区局において、市民や事業者と連携した取組も広がりをみせています。最近では、スポーツチームや商業施設など、多様な主体と連携した取組も進めています。市内産農畜産物を通じて市民の皆様の暮らしをいっそう豊かにするとともに、農業の活性化につなげるため、幅広い主体との連携を力強く推進していきます。
より多くの市民の皆様に市内産農畜産物を手に取っていただくことで、生産者の方々を応援し、今後の横浜の都市農業の継続につながるよう、地産地消を盛り上げていただくことを要望し、次の質問に移ります。
5 建設業の働き方改革
次に、建設業の働き方改革について、伺います。
これまで建設業の働き方改革については、様々な場面で意見や提言をしてまいりました。
建設業の長時間労働の背景として一般的に言われることは、公共工事の季節変動が大きく、具体的には、4月から6月の閑散期は十分な仕事量がなく、逆に1月から3月の繁忙期は休日出勤や残業が多く発生していることがあげられると言われており、我が党の白井議員が、令和6年の常任委員会で、「公園の設備工事の適正な工期の確保」「年度末工事の是正」を要望したところです。
本市においても「平準化率」の目標を設定して取り組んでいるところです。そこで、
工事の「平準化率」における、本市の目標値、また、みどり環境局における直近の令和6年度の実績はどうか、公園緑地部長に伺います。
【答弁】工事の「平準化率」とは、例年工事が少ない4から6月期の工事の平均稼働件数を、年度全体の平均稼働件数で割った数値であり、値が1に近いほど平準化が進んだ状態を表します。本市の目標値は、令和4年度に策定された「横浜市中期計画 2022~2025」において、7年度までに0.80と定めており、みどり環境局の6年度の実績につきましては、0.76となっています。
令和6年度の実績としては、令和7年度までの目標である0.8に至っていない状況です。そこで、
平準化を進めることが難しい公園事業の特徴を担当理事に伺います。
【答弁】公園事業では、毎年4から6月は、地域でのお花見や様々な行事で公園をご利用いただく機会が多く、工期の確保に制約が多い状況にあります。また、公園工事は比較的小規模で1年以内の工事が多く、年度前半に設計を行い、後半に工期が集中しやすい傾向があります。
公園事業の特有の事情があり平準化への課題がありますが、大切なのは、みどり環境局としてどのように課題に対して対応していくのかだと考えます。そこで、
改善への取組を局長に伺います。
【答弁】工事発注にあたっては、公園利用に支障のないよう調整をし、春先の「早期の発注」、「計画的な発注」、及び債務負担行為等による「年度を跨ぐ発注」を推進してきました。その結果、途中経過ではありますが、令和7年度は0.89と、目標を達成する見込みとなっています。 引き続き、地域での様々な公園利用のご予定等とも調整しながら、施工時期の平準化に向けて、取組を進めていきます。
施工時期の平準化を進めることは、長時間労働をしなくてもよい環境づくりなど、働き方改革に大きく寄与します。
今後は、造園や土木、電気設備工事など、業種ごとにも平準化率を分析したうえで、平準化の取組が図られることが望ましいと考えます。
これらの改革により、安定した建設従事者の確保や、安定した企業経営にもつながると考えます。
市民の方々との調整など、地域での公園利用への配慮は、前提として不可欠ではありますが、継続的に改善策を実行することで、「平準化率」の理想とする「1」に、限りなく近づけていただくことを要望し、次の質問に移ります。
6 公園の禁煙化
次に、公園の禁煙化について、伺います。
先日の予算代表質疑で我が党の関団長より「屋外における受動喫煙対策」について質問し、市長からは「望まない受動喫煙のない暮らしの実現に向け、取組を加速させていく」との答弁がありました。
そのような状況の中、市内の公園が禁煙となったことは、本市の屋外における受動喫煙対策を進めていく中で、大きな一歩になったと思います。
公園が全面禁煙となってからまもなく1年が経過するところです。そこで、
昨年4月からの公園全面禁煙化による成果をどのように受け止めているか、局長に伺います。
【答弁】4月以降、看板の掲出や周知・広報の強化に取り組むとともに、喫煙の情報が多く寄せられる公園を対象にして重点的な巡回を行ってきました。結果として、市民の皆様から寄せられる問合せやご要望の件数は減少傾向となるとともに、巡回で声をかけて注意する件数も減ってきています。子どもたちをはじめ、多くの市民の皆様が利用される公園が全面禁煙であることが着実に浸透し、受動喫煙対策の取組が進んでいると受け止めています。
公園禁煙化は、市民の皆様に徐々に浸透してきていると私も感じています。
スライドをご覧ください。

公園内のベンチやフェンスに禁煙の周知がされています。
一方で、残念ながら、左下の写真のように、吸い殻が見受けられることがあります。そこで、
公園禁煙化に伴う現在の課題と今後の対策を局長に伺います。
【答弁】多くの公園で公園禁煙化の効果が確認できる一方で、一部の公園ではルールを守らない利用者が見られるとともに、さらに特定の公園では繰り返し確認される状況となっています。このため、巡回等の強化に加えて、公園ごとの状況に応じて、個別の対策を実施しているところです。今後、このような特定の公園においては、実態を踏まえた、より具体的な対策を検討するとともに、全市的に屋外での受動喫煙対策を強化する中で、さらにルールの徹底を図っていきたいと考えています。
公園の禁煙化が確実に定着するように、引き続き取り組みを進めていただくようお願いします。
今後、公園内での禁煙に加え、路上等での禁煙が進むと、受動喫煙のないまちに近づくと思います。
一方で、そのためには一定の分煙環境の整備が必要だと思います。また、周知の徹底もしっかりと進めていく必要があり、資源循環局や健康福祉局、みどり環境局の3局がより一層連携しながら進めていく必要があると考えます。そこで、
全市の路上等での喫煙禁止の方向性を踏まえ、今後関係局でどのように連携し取り組んでいくのか、副市長に伺います。
【答弁】屋外での受動喫煙対策は、市民の皆様に、横浜が暮らしやすいまちだと実感していただくために重要な取組だと認識しています。「受動喫煙がない きれいなまち」に向けて、みどり環境局、健康福祉局、資源循環局の3局が一層連携して、周知や啓発を進めるとともに、公園や路上等での巡回パトロールを通じて、ルールを守らない方への注意や啓発を強化していきたいと考えています。また、今後、資源循環局を中心に、課題の多いエリア等での公設喫煙所の整備、民間事業者による喫煙所設置への補助を進めるほか、喫煙所マップの公開など、複数の取組を組み合わせて、分煙環境整備を進めていきたいと考えています。
引き続き関係局で連携しながらしっかりと取組を進めていただくよう要望し、次の質問に移ります。
7 公園緑地の夏の暑さ対策
次に、公園緑地の夏の暑さ対策について、伺います。
昨年、一昨年の第3回定例会・総合審査で私から「公園の夏の暑さ対策」について質問し、「公園プールとこどもログハウスの暑さ対策や、緑豊かな公園や市民の森の木陰や水辺を生かした涼しく過ごせる環境づくり、さらに、水遊びなど夏のイベントの拡大・充実などの取組を進める」との答弁がありました。
その中でも、我が党の小酒部議員を中心に、公園プールや水遊びイベントといった、夏に水に親しむことができる環境を充実させることが、子どもたちにとっては大切と考え、要望をしてきています。そこで、
夏の公園プールや水遊びイベントにかかる7年度の実績を公園緑地部長に伺います。
【答弁】公園プールについては、プールサイドの暑さ対策として遮熱舗装を実施するほか、プール本体の塗装など、8公園で施設改良を進め、26公園でプールをオープンしました。また、野球場等の有料施設がある公園を中心に、指定管理者の自主事業として、スプリンクラーを使った水遊びなどの様々なイベントを30公園で開催しました。
私の地元、保土ケ谷区の川辺公園プールでも、今年度プールサイドの改修が行われ、少しはヤケド対策になりました。夏場の公園を楽しく利用できるよう、プール施設改修やイベントの充実などの取り組みを、引き続きしっかりと進めていただきたいと要望します。
スライドをご覧ください

上段の写真は、保土ケ谷区の東川島水道みち公園です。環状2号線高架下に整備された、噴水が出る公園で、平成14年度に公開されています。
下段の写真は、港北区の新田緑道です。もともと、水が循環する流れがあったところを令和6年度に改修し、動物のモニュメントから噴水が出る水遊びスポットになっています。
こうした水遊びスポットは、現在は市内9カ所と限られており、昨今の厳しい夏の暑さを鑑みると、どんなに少なくても、各区1カ所以上、駐車場がある公園への設置を目指していただきたいところです。
毎年の夏の暑さに向け、こどもたちに水と親しみながら、安全で楽しく遊んでもらえるような、取組のさらなる進展が求められるところです。そこで、
夏に水と親しむことのできる環境づくりの今後の方向性を担当理事に伺います。
【答弁】公園プールが快適に利用できるよう、引き続き適切な維持管理や改修を行います。また、指定管理者のアイデアを生かしながら、夏の水遊びイベント等のさらなる充実を図ります。さらに、公園の再整備や施設改良等の機会をとらえ、ミストで遊べる遊具の設置を進めるなど、様々な工夫を図りながら、子どもたちが水と親しむことができる取組を進めていきます。
水遊びスポットは、整備や管理にも予算が必要だと思うので、すぐに実現することは難しい面があることも理解できますが、先ほども申し上げた通り、昨今の厳しい夏の暑さを鑑みると、水遊びスポットを1カ所でも2カ所でも増やしていただきたいと強く要望します。
また、我が党の鈴木議員が提案し、実現しているインクルーシブな遊び場計画では、障害をお持ちの方でも水と親しむことのできるような遊具も、あわせて検討していただきたいと思います。
厳しい夏の暑さの中では、子どもたちが身体を動かして遊べる居場所づくりに悩む声が、毎年必ず寄せられます。公園緑地の夏の暑さ対策の取組を、強力に押し進めていただくことを要望し、次の質問に移ります。
8 だれもが利用しやすい公園や緑地の環境づくり
次に、だれもが利用しやすい公園や緑地の環境づくりについて、伺います。
保土ケ谷区にある陣ケ下渓谷公園は、市内で唯一の自然渓谷がある樹林地主体の公園であり、日ごろから散策等で賑わっており、夏場は特に子どもたちの渓谷部での水遊びが活発です。一方、渓谷部分は園路が分断されており、水の流れる川の中を歩いて渡らなくてはなりません。
先ほども申し上げましたが、昨年、一昨年の第3回定例会の総合審査で「公園の夏の暑さ対策」について質問し、市長からは、「緑豊かな公園や市民の森の木陰・水辺を生かした涼しい環境づくりを進める」との答弁がありました。
また、昨年の第3回定例会・決算特別委員会において、我が党の白井委員が「公園や市民の森の木陰や、水辺の活用を促進する具体的な取組」「陣ケ下渓谷公園の回遊性を向上し自然渓谷の魅力を十分に発揮するための取組」について質問し、局長から「市民の皆様が緑の効果を実感できる環境整備が重要」「陣ケ下渓谷公園の園路の改修や橋の設置など園内の回遊性を確保する」との答弁がありました。
これを受け、自然渓谷の魅力を十分に発揮するための整備等が検討されています。
スライドをご覧ください。

陣ケ下渓谷公園の地図になります。赤枠のところが渓谷で、園路が水路によって分断されているところになります。
次のスライドをご覧ください。

こちらが実際に水路の中を歩いて渡らなければならなかったところです。
地域の皆様の要望を受け、園路と園路をつなぐランドマーク的な橋が計画されています。
こうした取り組みは、公園の新たな魅力づくりにも資するものとなっており、地域の方々をはじめ、私も大変楽しみにしており、これまでの進捗と今後の見込みが気になるところです。そこで、
陣ケ下渓谷公園の整備の令和7年度の進捗と今後の予定を公園緑地部長に伺います。
【答弁】分断されている園路をつなぐ取組として、令和7年度は渓谷部の橋を含めた詳細設計に必要な測量・地質調査等を実施しました。8年度は、地域からいただいたご意見等も踏まえ、詳細設計を進めます。また、設計が完了した後は、整備工事に着手していく予定です。
今回の渓谷部の整備については、地域からも期待の声が大変多く聞こえてきています。引き続き、整備が順調に進捗することを期待しています。
次に、保土ケ谷区で2例目の市民の森として、2月27日に開園した「上菅田町市民の森」についてです。
この森の整備にあたっては、地域の皆様とも意見を交換しながら計画づくりを進めたと聞いています。そこで、
上菅田町市民の森の整備において工夫した点を担当理事に伺います。
【答弁】市民の森では、自然の地形や環境を生かした整備を進めており、これまで車いす等による散策は困難な状況でした。上菅田町市民の森には、地形的に比較的緩やかな部分があり、地域の皆様と話し合いを重ねる中、隣接する特別支援学校をはじめ、より多くの方が森を散策できるようにすることで合意しました。緑の保全とインクルーシブの視点を両立し、車いす等を利用される方も森の中の散策が可能となるよう、スロープを整備しました。
今回整備した市民の森で、地域や学校と調整しながら、誰もが樹林地を利用できるインクルーシブな視点に基づいた一歩を踏み出したことは、大変意義のある取り組みと考えています。
市民の皆様に公園や緑地の価値を実感していただくためには、陣ケ下渓谷公園の橋や、上菅田町市民の森のスロープなど、より多くの方々が公園や緑地を利用できるような環境づくりを促進していく姿勢が重要です。そこで、
「公園や緑地では、今後も、より多くの市民が利用しやすい環境づくりに取り組むことが重要」と考えますが、局長の見解を伺います。
【答弁】新たに公表された横浜市中期計画素案でも、「インクルーシブなまちづくり」の推進や、「公園等での体験機会を増やす」ための取組を進めることが示されています。公園や緑地においても、車いすなどを利用される方を含め、より多くの方々が安心して楽しんでいただけるよう、取り組んでいきたいと考えています。公園や緑地のそれぞれの地形や植生などの特徴を生かし、緑の保全とインクルーシブの視点を両立させながら、緑の環境づくりを進めていきます。
障害の有無にかかわらず、「みどり豊かな公園の中で過ごしたい」「緑地の中を利用してみたい」という方は多いかと思います。
こうした声に、少しでも寄り添い、誰もが利用しやすい公園や緑地の環境づくりを積極的に進めていただくことを要望し、次の質問に移ります。
9 公園トイレの環境改善
次に、公園トイレの環境改善について、伺います。
公園を、ゆっくりと快適に楽しむためにも、また災害時のことを考えても公園トイレを充実させることが重要だと考えています。
本市では今年度から、公園トイレの洋式化を地震防災戦略にも位置づけ、加速して取り組んでいると聞いています。そこで、
公園トイレの洋式化の進捗状況を公園緑地部長に伺います。
【答弁】公園トイレの洋式化については、令和6年度からはじまり、7年度からは地震防災戦略にも位置付け、取組を加速化しています。6年度は20棟、7年度は40棟で洋式化を行い、7年度末時点で全ての公園トイレのうち約7割が洋式化されます。10年度までに全てのトイレの洋式化が完了する予定です。
公園は、親子連れの散歩や保育園児の外遊びなど、こども達の好奇心や体力、健康を育む大切な場所であり、多くの子どもや子育て世代の方々に利用されています。
子育て世代の方にとっては、トイレの洋式化はもちろんのこと、乳幼児のおむつ交換のための、ベビーベッド等も必要とされています。
スライドをご覧ください。

こちらは、一般的な公園内の多目的トイレです。
左側の写真は、ベビーベッドの収納された状態で、右側の写真は、ベビーベッドを開いている状態、奥にはベビーチェアもあります。
こうした折り畳み式のベビーベッド等があることで、乳幼児を連れた保護者の方も安心して、ゆっくりと公園に滞在することができます。そこで、
子育て世代にも配慮した公園トイレの環境改善もさらに進めるべきと考えますが、担当理事の見解を伺います。
【答弁】トイレを新設する際や老朽化に伴い建替えを行う機会を捉えて、横浜市福祉のまちづくり条例に準拠し、必要な広さを確保しながら、ベビーベッドやベビーチェアなど、子育て世代にも配慮した設備の設置も進めていきます。令和8年度は13棟で予定しています。
スライドをご覧ください。

先日、野毛山動物園を視察してきました。
野毛山には、先ほどご紹介したベビーベッドのほかにも、こども専用トイレがあり、写真上段の幼児専用トイレや、幼児用小便器がありました。こういったトイレであれば、用を足しやすいこどももいます。また、写真下段の補助便座、高齢者や障害のある方が利用しやすい手すりやオストメイトの設置など、様々な環境改善に取組む余地が、まだまだあるように思います。
公園トイレの洋式化にあたっては、子どもや子育て世代に優しい、さらには誰もが使いやすい公園づくりを、そして、いつでもキレイな清掃が行き届いたトイレを、より利用者目線に立って総合的に進めていただくよう要望し、次の質問に移ります。
10 公園の駐車場の設置
次に、公園の駐車場の設置について、伺います。
本市には魅力的な公園も多く、市内外から多くの来園者が訪れている公園も多くあります。こどもログハウスなどは、駅やバス停から遠いところがあり、自動車を利用して遠方からも訪れている方もいるやに聞いています。
こういった人気の公園でも、公園によっては駐車場がなく、公園の駐車場がどのような基準で設置されているのか、気になるところです。そこで、
公園に駐車場を設置する場合の考え方を公園緑地部長に伺います。
【答弁】公園の駐車場についてですが、公園には身近な公園から大規模な公園まで様々な規模のものがあるなか、テニスコートや野球場など有料の運動施設があり、利用時間が長時間に及ぶ公園や、遠くからの来園者がある大規模な公園について、有料駐車場を設置しています。
スライドをご覧ください。

一例を挙げますが、こちらは、保土ケ谷区にある「たちばなの丘公園」です。
この公園は、火薬工場跡地であり、火薬製造の歴史を伝える「土塁」や、右下の写真のように、火薬庫のトンネルなど当時をしのばせる遺構が保存されています。
現在はまだ事業中で、特に駐車場が未整備のため、離れたところにお住いの方は行きづらいのが、残念なところです。そこで、
たちばなの丘公園の駐車場等の整備予定を担当理事に伺います。
【答弁】たちばなの丘公園は、これまで用地確保の進捗に併せて、公園の東側や北側を中心に、段階的に整備、公開を進めてきました。用地確保の目途も立ってきたことから、このことを踏まえて、今後、整備計画を具体化し、全面公開に合わせて、駐車場の整備を進めていきます。
当公園には、隣接に先ほどスライドでご紹介した観光農園なども開設されており、本市の魅力ある公園を、より多くの方々に訪れていただき、横浜の街の良さを実感していただくためにも、公園毎の状況に応じて、必要となる駐車場の設置をしていただくよう強く要望し、次の質問に移ります。
11 魅力的な公園づくり
次に、魅力的な公園づくりについて、伺います。
土地利用転換などの機会を捉えた新たな公園整備や公園のリニューアルは、地域に新たな魅力を創出する貴重な機会です。
現在戸塚区において、舞岡八幡山しぜん公園の整備が進められているところです。そこで、
舞岡八幡山しぜん公園の計画の概要を公園緑地部長に伺います。
【答弁】豊かな自然環境を生かしながら、日常的なレクリエーションやスポーツなどが楽しめる公園として、公園の北側には、遊具のある広場や多目的に利用できる広場などを配置したほか、中央には個人や団体で農体験ができる分区園、本格的にスケートボードができる施設を整備します。さらに、同時に整備される墓園を挟んだ南側には、晴れた日には遠く富士山を眺望できる見晴の丘を整備します。令和9年度の早期開園を目指し、整備を進めています。
駐車場を備えた大規模な公園として、様々な世代や多様なニーズに応える魅力的な公園づくりが着々と進んでおり全面開園を楽しみにしています。
子どもにとって、公園はいきいきと体を動かすことができる、貴重な外遊びの空間です。
スライドをご覧ください。

本市の公園で大型遊具があり、駐車場の整備されている公園の一例です。
私も子供と公園を訪れることがありますが、いずれも写真のようなシンボリックで、様々な遊びが楽しめる大型遊具は常に大人気です。
このような子どもたちがいきいきと遊べる遊具の充実をはじめ、公園の特徴を活かした魅力的な公園が増えてほしいと思います。そこで、
「子どもたちがいきいきと楽しく遊べる公園づくりを、更に進めていくべき」と考えますが、局長の見解を伺います。
【答弁】子どもたちにとって遊ぶことは、健やかな心身の形成や自主性を育むことに繋がり、子どもたちがいきいきと楽しく遊べる環境を公園に整えることは、大変重要な取組だと考えています。引き続き、地域の皆様、特に子どもたちの声を大切にしながら、老朽化した遊具を魅力的な遊具に更新することや、自然の中で多様な体験機会を提供するなど、子どもたちが夢中になって楽しく過ごせる公園づくりを進めていきます。
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これは大和市にある「大和ゆとりの森」のふわふわドームです。いつ行っても大変多くの子ども達で賑わっています。
他都市には、本市ではみられないような遊具を備えている公園もあり、こういった事例も参考にし、ぜひ、ふわふわドームを各区1カ所配置するなどして、魅力的な公園づくりを進めていただくよう要望します。
これまで、公園全般について議論してまいりましたが、本市は「公園のまち、ヨコハマ」を標榜しております。そこで、
副市長におたずねしますが、これまでの議論をお聞きになって、
本市の公園行政の考え方を抜本的に変え、誰にでも優しい公園、他都市に負けない魅力づくりを一層図るべきと考えますが、副市長の見解を伺います。
【答弁】いま、先生からいろいろな観点で公園のあるべき姿をご指摘いただきました。子どもたちの話や水遊びの話、駐車場の話もありました。公園のまちヨコハマと謳う以上、多くの方々に公園で楽しんでいただけることが必要だと思いますので、今いただいた様々なご指摘も踏まえて、トータルで公園のあり方をきちんと見極めながら、公園整備に取り組んでいきたいと考えます。
魅力的な公園づくりを進めていただくよう要望し、次の質問に移ります。
12 動物園の魅力向上
次に、動物園の魅力向上について、伺います。
令和8年度から新たな動物園の指定管理期間が始まりますが、常任委員会でも、指定管理者の選定に向け、これまでの間、様々な角度から動物園のみらいについてかなりの議論を重ねてきました。
先日の予算代表質疑で我が党の関団長から、「3動物園の魅力向上の取組」について質問し、市長から、「各園の特性や魅力をさらに磨き上げ、楽しみながら環境を学ぶ場としての充実や、夜の動物園のコンテンツの強化など、観光拠点としての魅力を高めていく」との答弁がありました。そこで、
「3つのZOOみらいプロジェクト」として3園一体で進めていく理由を、局長に伺います。
【答弁】3園はそれぞれが異なる特徴・魅力を持っており、その個性をこのプロジェクトにより磨き上げることで、小さなこどもから大人までをターゲットにし、絵本に出てくるような動物の世界から地球規模の壮大な生息環境まで、一つの園だけでは実現できないような、楽しみながら学ぶことができる大きな魅力を作ることができると考えています。
一つの都市の中に3つの動物園を有していることが、さらに本市の大きな魅力・強みとなるようにプロジェクトを推進していきます。
横浜の動物園にはポテンシャルがあり、さらに人を呼び込めると考えています。
そのためには、観光拠点として、子どもから大人まで動物園を訪れるすべての人がより楽しく、快適に過ごせるといった観点も重要です。
例えばズーラシアでは、来園者は動物を見るために時間をかけて歩くので、ベンチなど休めるところがもっとあってもよいと思います。また、子ども向けの遊具もありますが、夏場は水遊びができるようにするなど、子どもが喜ぶような複合的な施設の充実が、今後必要ではないかと考えます。そこで、
より楽しく快適にすごせる動物園の取組を戦略企画部担当部長に伺います。
【答弁】夏の暑さへの対策として、観覧スペースや遊具エリアへのクールスポットやミストの増設を進めるとともに、8月に開催している「よこはま夜の動物園」をはじめ、ナイトタイムの楽しみ方や学びを充実させる取組を進めます。また、こども目線で動物を見やすくする工夫を取り入れた展示施設の改修などを進めます。
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こちらの写真は、北九州市にある到津の森公園です。公営の動物園で、入園料は、おとな800円です。
こちらでは、ゾウのエサが1個200円で購入することができ、ゾウへのエサやりを毎日行うことができます。
説明書きがあり、朝10時半ごろまではトレーニングと朝ごはんの時間で、この時間はエサをあげることができませんとの注意書きがあります。
また、「えさやりお助け棒」があり、あともう少しが届かない、そんなときはこのアイテムを使ってね、と説明書きがあり、竹の棒を使って、エサをあげます。お助け棒の使い方も書かれており、工夫されています。
次のスライドをご覧ください。

こちらの写真は、静岡県東伊豆町にある「伊豆アニマルキングダム」で、こちらは先ほどとは異なり、民営の動物園で、入園料は、おとな2,500円です。
上段の写真は、「サイにさわりなサイ」という体験で、おとな500円で、実際にサイにさわることができます。
下段の写真は、300円でキリンにえさやりをしたり、右下の写真のようにミーアキャットなどの動物ともふれあうことができます。
公立の動物園と民営の動物園とでは異なる面もありますが、有料のえさやりや、ふれあいなど、本市よりも一歩も二歩も工夫を凝らした体験を提供しているところも多く、とても人気があります。
こども達が目を輝かせて参加している様子を見ると、ここでは大のおとなですが、楽しみながら動物への理解を深める貴重な機会になっており、動物園の収益にも繋がっています。また、何よりも、動物をより身近で感じられ、いきものを大切にする優しい心を育むことができます。
先日の常任委員会でも申し上げましたが、これからの動物園は、にぎわい施設としての幅広い観点での運営が必要です。
具体的にいくつか挙げると、動物をより近くで観察できるようにしたり、ふれあいや体験プログラムを充実させること等、有料コンテンツも含め、まだまだ検討を進める余地があると思います。そうした取組が持続可能な経営にも繋がるのではと考えます。そこで、
魅力的なコンテンツを充実させることで、収入もしっかり確保していくことが必要と考えますが、担当理事の見解を伺います。
【答弁】動物をより間近で見ることができたり、ふれあう体験機会を創出することは、動物園の魅力向上にもつながる重要なものと考えています。今後、えさやり体験を含めた、有料のバックヤードツアーの拡充など、動物たちを五感で感じられる魅力的なコンテンツの充実を図り、さらなる来園者増や収益確保につなげていきます。
ふれあいやえさやりなどのコンテンツは、来園者にとって、大きな魅力であり、学びの場ともなるものですが、同時に、先ほど他の委員からもありましたが、動物福祉の観点から、動物へのストレス等についても配慮することが求められます。例えば、動物の5つの自由などがあります。
動物福祉への取組そのものが、動物園の魅力につながるという視点を持って進めていくべきです。そこで、
動物園の魅力向上の中で、動物福祉にどのように取り組んでいくのか、局長に伺います。
【答弁】動物園の限られた飼育環境においても、動物本来の多様な行動を引き出す取組、いわゆる「環境エンリッチメント」を導入しています。これらは、動物のストレス解消等につながるとともに、動物本来の行動や仕草を見ることができ、来園者への驚きや楽しみの提供にもつながります。今後とも、動物福祉を基本として、動物園の魅力づくりに取り組んでいきます。
今回のプロジェクトは3園一体で進め、動物園の未来のあるべき姿をイメージし、観光資源としての魅力をより一層高めることを目指している取組であると考えます。そこで、
「3つのZOOみらいプロジェクト」を通じて、どのように横浜のブランド力を高めていくのか、副市長に伺います。
【答弁】動物園は、市民にとっての憩いの場であると同時に、こどもたちにとって命や環境の大切さを学ぶ場でもあり、さらに横浜の魅力を内外に発信する重要な都市資源であると認識しています。「3つのZOOみらいプロジェクト」を通じて各園の特色を磨き上げ、多くの方に訪れていただくことで、楽しみや驚きといった体験や、その先にある環境や自然への思いを、市民一人ひとりの行動へとつなげていきます。また、ご指摘いただきましたように、観光拠点として、あるいはにぎわい拠点として、何度でも訪れたくなるというふうな魅力を高めて、横浜のブランド力の向上を図っていきたいと考えています。
昨年ズーラシアを、先日、野毛山と金沢を視察してまいりましたが、私の中の一般的な動物園としては、いずれも十分過ぎるぐらいの動物園かと思っております。まず、これまでの取組に感謝をしたいと思います。
様々ご尽力いただいている職員の皆さんの姿も目の当たりにしました。
しかしながら、本日、様々述べましたが、これからの動物園は単なる動物の展示、研究にとどまらず、にぎわい施設、動物を見るだけにとどまらない幅広い観点での運営が必要かと思っております。公の役割だけにとどまらないこともあろうかと思います。
今、当たり前になっている景色や業務、考えを再点検して新しいものを生み出す絶好の機会にしていただきたい要望いたします。
「3つのZOOみらいプロジェクト」を力強く押し進め、これまで以上に楽しむことができ、市民の誇りとなるような動物園となっていくことを期待し、質問を終わります。








