いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2012.07.20

こども青少年・教育委員会 平成24年7月19日

昨日、こども青少年・教育委員会が開催されました。

委員会の内容は、瀬谷区2歳男児重篤事例及び栄区5か月女児重篤事例についての報告、局事業についての質疑、以上こども青少年局。局事業についての質疑、市立小学校におけるいじめの発生についての報告、以上、教育委員会です。

瀬谷区2歳男児重篤事例については、実母が入院中の外出時に2歳男児の首を絞めて殺そうとした事例であり、幸いなことに命に別条がなく退院しております。
本事例は、児童相談所や区が関わっており、実母は何回か入院を繰り返していました。
区が病院側に対して、外出や外泊、退院が決まれば連絡してほしいとの要請をしていましたが、連絡なく外出した際に発生した事例です。

今後、行政と病院側の連携や仕組み作りが必要との意見や答弁がありました。

栄区5か月女児重篤事例については、実父が生後5か月の女児を激しく揺さぶり、「乳幼児揺さぶり症候群」による重傷を負わせた事例となっていますが、実父が容疑を否認しています。よって、今後の捜査や裁判等の経過を踏まえた上で、児童虐待事例として取り扱いをするかの判断をするとの報告がありました。

平成23年度に横浜市が新たに把握した児童虐待件数は820件。1日に約2件、新規の虐待が見つかっている計算です。
前年度からの継続対応件数でいうと、2,148件になります。
件数だけをみても、簡単に解決できる問題でないことがお分かりいただけると思います。
横浜市ではプロジェクトを立ち上げて、未然防止に向けて体制強化を図っています。
親や地域の方が気軽に児童虐待について、相談できる場所も整備しています。
この問題、結局重要なのは地域の見守り力です。お互い、声を掛け合える社会が作れているか、否か。
最後は、地域力が児童虐待を減らしていく近道だと考えています。

市立小学校におけるいじめの発生については、いじめ問題の本質、教育行政の体質に関連して質問をしました。
今回のいじめは、報道をされたからこそ表に出てきた問題であり、平成22年度では、市内で2,100件のいじめが発生しています。
いじめ問題へのスタンス・防衛規制・学校長の教育的配慮・卒業アルバムや思い出の問題・障がいへの理解・自己肯定感・個別支援学級・学校長を集めての指導・真実を追求するのが教育ではないか。
最後に、教育委員会は何をするためにあるのか、何を守るためにあるのかを問いました。

この問題は、教育委員会から各学校へいじめゼロを指導すると防衛規制が働き、情報が出てこなくなる可能性がある。
早期発見・早期対応が重要であるのではないかと指摘しました。