2015.07.14
孤立を防ぐ地域づくり特別委員会 平成27年7月14日
今日は、私が委員長を務める「孤立を防ぐ地域づくり特別委員会」を開会しました。
前回の委員会において、今年度の委員会運営方法に関して委員の方々より多くの意見をいただき、そこで出された意見を踏まえ、今年度の本委員会の運営方法について正副委員長で案を取りまとめました。
今年度の本委員会の調査・研究テーマについては、「横浜市における子どもの貧困の予防・解決に向けた取り組みの方向性について」とし、委員の方々の同意を得て1年間議論することが決まりました。
テーマの選定理由は、今年度は主に学齢期の子ども世代の課題に焦点を当てたいと各委員から意見をいただいたこと、学齢期の子ども世代における問題に目を向けると、長年にわたる経済の停滞や社会構造の変化の影響を受けた親世代の生活基盤が不安定になったことによる、子ども世代の貧困が挙げられます。
社会がこの問題を認識し始めたのは比較的最近のことですが、国際的にみても日本の子どもの相対的貧困率は厳しい状況にあり、国においては平成26年に子どもの貧困対策の推進に関する法律を施行し、続いて、子供の貧困対策に関する大綱を策定しています。
委員会として、「横浜市における子どもの貧困の予防・解決に向けた取り組みの方向性」を調査・研究テーマに設定することは時宜にかなうものであり、子どもの貧困の予防・解決に向けた議論をしていきたいと考え、テーマを設定しました。
本日の委員会では、調査・研究テーマを議論していくため、国が制定した法律や大綱、及び、これまで本市が実施してきた事業のうち、子どもの貧困対策に関連すると思われる事業を所管局より説明していただき、その後、当局への質問や意見交換などを活発に行いました。
今後は、参考人の方からの意見聴取や視察などを行っていき、議論を深めていきたいと思います。