いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2016.09.09

平成28年第3回定例会 本会議(1日目)議案関連質疑 平成28年9月6日

第3回定例会初日上程された議案に関連し、本会議の質疑に登壇しました。

(質問の要旨だけでなく、答弁の要旨も記載しています。)

1 市第50号議案(横浜市立学校条例の一部改正)関連
(1)学校統合による子どもたちへの効果
【答弁】統合後の児童へのアンケート調査では、友達が増えて、学校行事が楽しくなったと回答していることから、友人関係が広がり、社会性を育てる環境が充実していることが伺えます。
また、統合校への聞き取り調査からは、児童数が増えたことで、グループ活動が多様になり、子どもの学習環境が向上したこと、保護者間の友人関係が広がり、子どもについての相談が今まで以上にできるようになったという声があり、子どもたちの成長に寄与していると考えています。

(2)小規模校が抱える課題
【答弁】小規模校では、児童数が少ないため、子どもたちの人間関係が固定的になりがちで、集団での学習にも制約が生じます。また、教職員にとっては、一人ひとりの教員が担う役割が多くなるうえに、1学年の学級数が少ないため、学年担任として相談や教材研究ができず、負担や孤立感が大きくなります。こうしたことから、学習内容や学校行事が限定的となり、教育の向上が難しくなっています。

(3)今後の小規模校対策の進め方
【答弁】本市全体の土地利用計画と連動しながら検討していく必要があると考えていますが、今後も児童生徒数が減少し、小規模校となることが見込まれる学校があります。まずは、地域の実情に応じて、通学区域の変更や通学区域制度の弾力的な運用などを進めていきます。これらの取組によっても、小規模校の解消が見込めない場合には、適正規模化のために学校統合を進めて、子どもたちのより良い教育環境を確保してまいります。

2 市第45号議案(横浜市小児の医療費助成に関する条例の一部改正)関連
(1)「神奈川県に対し補助金の増額について強く要望していく必要がある」
【答弁】平成7年10月から開始した、神奈川県の本事業への補助については、対象を未就学児までしか認めていないほか、補助率についても、指定都市に対しては4分の1、その他の自治体に対しては、3分の1と格差があります。
このため、補助対象年齢の学齢期までの引き上げと、自治体間の補助格差を是正するよう、県に対して、引き続き要望してまいります。

(2)「子どもの医療費動向などをしっかりと分析する必要がある」
【答弁】持続可能な制度としていくために、常に直近の子どもの受診動向や、医療費の支払い状況を把握し、年齢ごとの受診率や1人当たりの医療費などの分析、検証を続けてまいります。

3 市第69号議案(横浜市建築物等における不良な生活環境の解消及び発生の防止を図るための支援及び措置に関する条例の制定)関連
(1)ごみ屋敷対策を進める上で、福祉的な支援に重点を置くことの意義
【答弁】この問題の多くは、生活上の課題を抱えた居住者が、支援につながらず、あるいは自らこれを拒絶し、地域社会から孤立した結果、生じるものと考えています。
いわゆるごみ屋敷対策を進めるにあたっては、対応する職員一人一人が当事者の気持ちに寄り添い、共感を示すことにより生まれる信頼関係をもとに、問題解決の糸口を見出して取り組んでいくことが重要です。

(2)ごみ屋敷対策における、本市専門職の対応力向上への取組
【答弁】当事者の生活や置かれている状況を的確に把握・理解し、粘り強く個別支援を行うだけでなく、地域住民や関係機関と連携しながら、「制度の狭間」にある課題を発見し、解決する力を身につけられるよう、様々な事例検討を通じて、対応力の向上を図ります。

正式な議事録ではなく、インターネット中継から文字お越ししたやりとりとなっております。実際の発言は、今後作成される議事録とは異なる部分がございますので参考程度にご覧ください。

■読み原稿はこちらです↓
20160906本会議 議案関連質疑 読み原稿
※実際の発言は、原稿とは異なる部分がございますので参考程度にご覧ください。

■横浜市会録画中継↓
横浜市会インターネット中継

当日の質疑の様子につきましては、市会のホームページをご参照ください。

この間、質問の調整や調査にご協力いただきましたすべての市職員の方に感謝申し上げます。

20160906
(質疑の様子)