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2018.03.28

政策局 局別審査 平成30年予算第二特別委員会 平成30年3月9日

予算特別委員会の局別審査において、「政策局」の予算審査に関連し、質疑に登壇しました。

(質問の要旨だけでなく、答弁の要旨も記載しています。)

1 地域ブランディングと共創ラボの取組
(1)オープンデータを活用した地域ブランディングやシビックプライド醸成への支援策《政策局長答弁》
【答弁】市内では、自治会町内会をはじめ、市民活動団体やNPOなど様々な団体が、地域に愛着をもって日々活動を展開されています。本市でも、実践的な対話を通じて身近な課題解決を目指す、リビングラボの取組を支援しております。こうした枠組みを活用して、シビックプライドの醸成を支援していくとともに、市民の皆様が、地域の特徴などをデータにより分かりやすく、たやすく分析・把握できるように、その保有するデータのオープン化を積極的に進めていきたいと思っています。

(2)チャレンジ・オープンガバナンスで本市の民間団体が発表した取組の概要《共創推進室担当部長答弁》
【答弁】今回チャレンジ・オープンガバナンスで発表したのは、南区のリビングラボを拠点に活動する団体でございまして、メンバーの中学生たちが地域の大人の支援を受けながら、ごみ拾いを兼ねてまち歩きによって情報を集め、吸い殻が多く捨てられている場所のデータを作りました。そのデータをもとに、灰皿を設置するのに効果的な場所を特定しまして、灰皿を設置してポイ捨てされる吸い殻を減らすことに成功しました。なお、コンテストでは、中学生がみずからデータを作って成果につなげたという点が評価されまして、審査の結果、ファイナリスト賞を受賞しました。

(3)データ利活用型スマートシティ推進事業の趣旨《共創推進室担当部長答弁》
【答弁】官民データ活用推進基本法の制定を契機としまして、総務省が中心となって進めておりますこの事業は、多様な主体の連携の下、データの具体的な利活用を戦略的に推進することで、データ活用型の都市づくりを進めていこうとそういうものでございます。また、こうした取組を通じて、市民の皆様が暮らしやすく、企業も活動しやすいそうしたまちづくりが進むよう、社会の基盤づくりを進めることを目指してございます。

(4)データ利活用型スマートシティ推進事業を実施した目的及び内容《共創推進室担当部長答弁》
【答弁】この事業は、民間事業者が主体となって取り組んでいる事業でございますけれども、本市としましても、多様なオープンデータを活用することにより、民間の皆様とともに、子育てや育児に関する課題を解決していくことを目的として、積極的に協力させていただいております。実施にあたっては、子育て支援のNPOや育児関連企業、データ分析を行う事業者など、多様な主体がデータに基づいてアイデア等を出し合いまして、計4回のワークショップを経て、具体化に向けた検討を進めてきました。

(5)データ利活用型スマートシティ推進事業を実施した成果《政策局長答弁》
【答弁】具体的・具体化に向けた検討といたしまして今回は、みなとみらい21地区を対象とし、本市と子育て支援NPOや関連企業が、子育て世代が家族連れで楽しみながら回遊できる環境の向上を目指して、多様なデータに基づいて、具体的かつ実践的な議論を行ったということでございます。市民の皆様とともに、データ活用の具体的なアイデアを創出できたことが、成果であると考えています。

(6)「地域ブランディングを進めるための共創ラボの取組を強化すべき」《政策局長答弁》
【答弁】今回の事業では、計4回のワークショップで対応したと申し上げましたけれど、共創ラボという仕組みを使いました。対話の場が、地元への愛着を深める地域ブランディング、こうしたことにも効果的な方法であることを確認できました。引き続き、公民対話の場において、データ活用により効率的に議論が進む仕組みを工夫していきたいと思います。

2 国際園芸博覧会の招致
(1)国際園芸博覧会における環境への取組《政策局担当理事答弁》
【答弁】自然が持つ多様な機能を活用するグリーンインフラのモデルを示し、水環境や生物多様性への配慮、さらには人や地域がつながる身近な自然環境が実感できる取組を提案してまいります。また、最新技術による再生可能エネルギーの利用や、来場者が環境を意識し、気づきが行動につながるような展開を考えてまいります。

(2)国際園芸博覧会を契機とした産業活性化への考え《政策局長答弁》
【答弁】ICTやAIの活用による自動化・省力化や、バイオテクノロジー等を取り込むことで、新技術と次世代の産業創出に貢献できるそういった国際園芸博覧会を目指していきます。また、横浜の特徴でございます港と丘、この上瀬谷という丘から臨海部へ広がっていくという空間的なことをお示ししたり、食や観光など周辺産業の波及も見込んでございます。上瀬谷のみならず横浜市域全体、ひいては日本全体の活性化につなげる絶好の機会と捉え、積極的に内容を固めていきたいと思います。

(3)国際園芸博覧会の招致に期待する効果《渡辺副市長答弁》
【答弁】昨年の「全国都市緑化よこはまフェア」におきましては600万人の方々にご来場いただきまして、花と緑あふれる横浜の素晴らしさを大いにアピール出来たと思っております。国際園芸博覧会におきましては、ガーデンシティ横浜の魅力を、世界中に発信することで、グローバル都市としての横浜の知名度・存在感を高めていくことにも繋げていきたいと考えています。また、旧上瀬谷通信施設において開催することで、国の積極的な支援による道路や下水道などのインフラ整備が期待できるということもございますし、博覧会におけるグリーンインフラなどの先導的な取組によりまして、郊外部における活性化拠点のモデルも示したいと考えております。

正式な議事録ではなく、インターネット中継から文字お越ししたやりとりとなっております。実際の発言は、今後作成される議事録とは異なる部分がございますので参考程度にご覧ください。

■読み原稿はこちらです↓
20180309平成30年度予算第二特別委員会 政策局 局別審査 読み原稿
※実際の発言は、原稿とは異なる部分がございますので参考程度にご覧ください。

■横浜市会録画中継↓
横浜市会インターネット中継

当日の質疑の様子につきましては、市会のホームページをご参照ください。

この間、質問の調整や調査にご協力いただきましたすべての市職員の方に感謝申し上げます。
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