いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2011.12.13

横浜市なしの木学園~一般質問で取り上げたワケ~

先日の一般質問でも取り上げた、横浜市なしの木学園について報告します。
この学園は、知的障がい児のための入所施設です。

当学園には、一般質問関連の視察で11月24日に会派の有志と行って参りました。

この施設を視察するに至った理由は、ある有権者の方から一度現状を見てほしいとのお声がけをいただいたことに始まります。
(この方は、利用者でも利用者の家族でもなく、施設と関係のない生活を送られている方です。)

学園到着後、まずは園長と副園長、生活相談員の方から施設の概要の説明を受けました。その後、居住棟も含めた施設内の視察に移ります。
事務棟と言うのでしょうか。説明を受けた場所から奥へ進むと鍵の掛かった大きな扉があります。
なぜ鍵を?と一瞬思いましたが、やはり施設及び利用者の性質上、施錠はやむを得ないと思いました。
鍵を開けて中に入ると体育館があり、利用者が楽しそうにレクレーションをしていました。
施設の壁や天井は、ところどころひび割れがあります。
居住棟に入り、居室も見せていただきましたが、施設の老朽化や無理な改修などがされていました。
4人部屋に間仕切りを設置し、個室化を図った部屋は、狭い上に劣悪とも言える環境で子どもたちが生活をしていました。
この姿を見た瞬間、何とも表現し難い感情を抱きました。
施設の入口に鍵、各棟の入口に鍵、居室に鍵、間仕切り部屋に鍵とありとあらゆるところが施錠されていました。
この施錠の仕方は、非常時には大変な事態に陥る危険性があり、早急に改善が必要です。
施設の至るところを視察し終え、園長や生活相談員からヒヤリングをしました。
施設を視察し感じたことは、
抜本的解決が必要=建替しかない
でした。

市役所に戻り、局の担当者から話を聞き、質問に取り上げることにしました。
関係してない市職員、議員、市民の方々に現状を知ってもらいたい。

幸いなことに、市長も7月に視察されていましたので、市長の感想と、どう解決するのかをテーマに質問しました。
私は、抜本的解決を強く要望します。

林市政では、今年はトリエンナーレ。来年はダンスダンスダンスなど、華やかなことが多く取り沙汰されていますが、このような見えにくい部分の現実もしっかりと知る必要がある。
このように感じた視察と質問になりました。

最後に、視察直後に報告をするべきとも考えましたが、敢えて質問を終えてからの報告とさせていただきましたことをご了承ください。

障がい児施策 質問・答弁要旨

20111209一般質問 障がい児施策 質問・答弁要旨