2014.07.28
建築・都市整備・道路委員会 行政視察 平成26年7月28日 宮城県山元町
常任委員会の行政視察で、宮城県山元町に伺いました。
視察内容は「山元町における復興・復旧事業の取り組み状況について」と「新山下駅周辺地区における災害公営住宅整備事業について」です。
山元町は、仙台湾南部の海岸線に位置し、東日本大震災で甚大な被害を受けました。
家屋の全壊だけで被害全体の50%の2217棟の被害を占めます。635名の尊い命が奪われました。
横浜市中区に「山元町」と同じ地名があることから、現在10名を横浜市から派遣しています。また盛り土の提供といった物的支援も行っています。
町長より「元に戻すだけの復旧復興でなく、この機でなくては出来ない創造的取り組みを行う」と説明がありました。
被害状況に応じて災害危険区域を設けて、建築禁止区域や基礎のかさ上げにより建築を認めています。そのほかにも集団移転に向けた被災宅地の買取りも進めています。
被害を受けたJR常磐線の路線を内陸に1kmほど移設し、分散した集落から新駅を中心としたコンパクトな街づくりを目指しています。
写真は災害公営住宅。
被災され仮設住宅などにお住まいの方が抽選で入居されます。
そのほかにもこの地区は分譲する区画も計画されており、整備を進めています。