いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2011.06.07

たきがしら会館の避難者退去通告について(神奈川新聞掲載)

本日の神奈川新聞の紙面に
「たきがしら会館の避難者 退去通告に困惑」という記事が掲載されました。

7月より所管換えに伴い、市民局所管の市民利用施設になることが決まっています。
また、施設は神奈川県内のプロバスケットチーム
「横浜ビー・コルセアーズ」の練習場所になることも決定しています。

今回の記事は、避難者の方の中に小学生のお子さんがおられ、
6月末でたきがしら会館が閉鎖されるのに伴い、
退去を求めているという内容です。
避難してきて、4月に近くの小学校に転校してきたお子さん。
ようやく横浜の学校にも慣れてきたところ、
6月末で退去=転校を余儀なくされる。
中途半端な時期に転校させたくない。
せめて、残り3週間。夏季休業前までは同会館から小学校に通いたいというものでした。

横浜市は、6月閉鎖は開設した当初より説明をしてきたという回答をしており、
転校の必要性も入所当初より説明をしてきたとのことが記事には書かれています。

私が所属する常任委員会でも、5月25日の委員会において、
所管換えについての話題が出ました。
当局側の回答は、
「6/30までに退去する約束をしている。」
「3家族は移転先決定。1家族は現在調整中。」
との回答がありました。

その際、委員からは、
「避難者を受け入れておいて、退去の約束があるからと言って、
期限で出て行かせるのは問題がある。」
「横浜に避難して良かったと思ってもらえるようにしてほしい。」
「事務的に進めるのではなく、きちんとした対応をしてほしい。」
などの要望が当局側に伝えられました。

今回の問題は、まさにこのときに危惧していたことが現実になりました。

この記事を受け、本日電話にて担当者の方に問い合わせをしました。
(詳細については、明日直接お聞かせいただく予定です。)
「本日、正式にご家族の方と話し合いをし、
ご希望の7月22日までは、同会館にいられるように決定をしました。」
との報告を受けました。
決定をしたばかりであり、局内での調整(24時間体制を整備しなくてはならない)は、
これから行うとの報告でした。

本日の新聞報道による心配は、ひとまず収束した形になります。
しかしながら、7月22日までの在館は決まりましたが、
このご家族のその後は決まっていません。
引き続き、当局側にご家族の意向を出来るだけ受け、
横浜に避難して良かったと思っていただけるような対応をするよう、
求めていきたいと考えています。

事務的な冷たい行政ではなく、心ある温かい行政サービスが提供できるように。