2014.06.01
平成24年3月14日 平成24年 市民・文化観光・消防委員会
△市第70号議案(関係部分)、市第92号議案(関係部分)及び市第99号議案の審査
○(瀬之間委員長) それでは、市民局関係の審査に入ります。
予算第二特別委員会から審査を委嘱されました市第70号議案関係部分、市第92号議案関係部分及び市第99号議案の3件を一括議題に供します。
市第70号議案 平成24年度横浜市一般会計予算(関係部分)
市第92号議案 横浜市手数料条例の一部改正(関係部分)
市第99号議案 横浜市の特定の事務を取り扱う郵便局の指定の変更
○(瀬之間委員長) 議案についての説明は省略し、予算第二特別委員会における質問要旨について、当局より簡潔に御説明を願います。
◎(谷内市民局長) それでは、お手元の平成24年度予算第二特別委員会質問要旨に基づきまして、御説明申し上げます。
3月8日に開催されました局別審査におきましては、豊田有希委員、荒木由美子委員、輿石且子委員、山本尚志委員、麓理恵委員、竹内康洋委員、小幡正雄委員、以上、7人の委員から御質問等をいただきました。
1枚おめくりいただき、1ページをごらんください。
豊田有希委員からは、1、平成24年度市民局予算案、2、市民ニーズの把握と政策への反映、3、女性による市民力アップ戦略、1枚おめくりいただき2ページでございますが、4、区庁舎整備につきまして、19問の御質問と4件の御要望をいただきました。
3ページをごらんください。
荒木由美子委員からは、1、個性ある区づくり推進費につきまして、13問の御質問をいただきました。
1枚おめくりいただき、4ページをお開きください。
輿石且子委員からは、1、市民局予算案、2、絆条例、3、個人情報保護、4、ワーク・ライフ・バランス、5ページをごらんください。5、上郷・森の家運営事業、6、トライアスロンにつきまして29問の御質問と1件の御要望をいただきました。
1枚おめくりいただき、6ページをお開きください。
山本尚志委員からは、1、働く女性応援プログラム、2、地域自治、3、広報活動、広報よこはま、7ページをごらんください。4、区の機能強化と地域の担い手づくり、5、市民利用の大規模スポーツ施設等検討調査、6、個性ある区づくり推進費、自主企画事業費につきまして、27問の御質問と3件の御要望をいただきました。
1枚おめくりいただき、8ページをお開きください。
麓理恵委員からは、1、元気な地域づくり推進事業、2、窓口サービスの向上、3、コールセンター事業、4、デートDV対策、9ページをごらんください。5、犯罪被害者等相談支援事業につきまして、22問の御質問と1件の御要望をいただきました。
1枚おめくりいただき、10ページをお開きください。
竹内康洋委員からは、1、市民活動推進事業、2、個性ある区づくり推進費、3、スポーツ関係団体支援事業、公益財団法人横浜市体育協会と社団法人横浜市レクリエーション協会の統合、4、住基法・入管法改正対応事業、住民基本台帳法改正と住民基本台帳カードの利用、11ページをごらんください。5、犯罪被害者等相談支援事業、6、PR活動推進事業につきまして、21問の御質問と3件の御要望と1件の御意見をいただきました。
1枚おめくりいただき、12ページをごらんください。
小幡正雄委員からは、1、子供の体力向上事業、2、市民活動保険事業につきまして、7問の御質問と1件の御要望をいただきました。
○(瀬之間委員長) 説明が終わりましたので質疑に入ります。
◆(磯部委員) 区庁舎整備事業に関して何点かお伺いしてまいりたいと思います。
耐震基準を満たしてない今回の3つの区庁舎に関しては、震災時の地域の拠点になることなどから、計画した事業スケジュールどおりに遅延なくきちんと進めていただきたいと考えています。しかしながら、区庁舎の再整備に関しては、1事業当たり80億円から100億円規模の予算を執行する大規模な事業でありますので、これにはありとあらゆるコスト削減の努力をしていただきたいと同時に考えています。今回の区庁舎整備に当たっては、コストを下げる努力や工夫をどのように行っていくのか、考え方をお聞かせください。
◎(谷内市民局長) 今回の3庁舎の耐震に対しましては、極力機能を絞り込んで余計なものをつくらないようにしていく、また単価をしっかりと絞り込んで費用がかからないように工夫していく予定でございます。
◆(磯部委員) 余計なものをつくらないというお話だったのですが、例えば今までこれは余計だったなと振り返って思うようなものはありますか。
◎(谷内市民局長) 面積とか部屋の置き方とか、そういったものについてそれほどむだなものがあったとは思わないのですが、内装とか建材とかに今までお金をかけてきたところもあるかと思いますので、そういうところを節約していきたいと思っております。
◆(磯部委員) 建設までには何案かプランを出して、その中から一番安い事業を絞り込んでいったほうがいいのではないかと思うのですが、2月6日に我が党の篠原議員のほうに金沢区総合庁舎の調査報告について岩岡課長からいただいたようなのですが、これにはレイアウトの簡単な図面がついているのですが、これはどういった経緯でつくられたのか、なぜ我々常任委員の手元にはこれがきていないのか、お聞かせいただきたいと思います。
◎(谷内市民局長) それはまだ設計の前提ということではございません。組織ごとにどのような面積が必要なのか、またどういった機能がそれぞれあるのかということを設計する際に具体的に理解していただくためのもので、実際今までの例を見ますと、その形とは全く違った設計になっております。あくまでも専門家ではない職員が、内部で今あるものを前提にしてとりあえずつくってみた図面でございます。
◆(磯部委員) 当該金沢区の議員に対する配付だったのかもしれませんが、なぜ我々常任委員のところにはこの資料が届かなかったのか理由をお聞かせください。
◎(川俣区政支援部担当部長) これはまだ本当にラフな計画案ということで、配置とかすべてに可能性がありません。既に南区とかの庁舎もプロポーザルの形で選定していますけれども、その中でも当初我々が想定した報告書に出てくるものに比べて、配置とか階の中にどこに何を置くかということも大分変わってきているようなところが業者として選定されているという経緯がございます。そういう不確定なものですので、区の議員団会議には説明させていただきましたけれども、常任委員会での説明は必要ないと考えました。
◆(磯部委員) わかりました。次に慶長型地震の津波浸水予測図を見ると、金沢区総合庁舎の再整備予定地は浸水区域に入っているように見えるのですが、細かくてわからないので、実際どういうふうに考えられているのか、見解をお聞かせいただけますか。
◎(谷内市民局長) 一応浸水区域として想定されております。
◆(磯部委員) 浸水は大体何メートルぐらいが想定されているのですか。
◎(川俣区政支援部担当部長) 県の予測も素案ということでまだ確定ではございませんけれども、50センチメートルとか1メートル未満の浸水区域にかかると想定されています。
◆(磯部委員) 昨年8月1日の経営会議の主な意見等を見ると、災害時における一番の問題は、区の災害対策本部の中枢機能を果たす区役所が機能しなくなることであるとありますが、津波被害などによる機能不能、不良とか機能低下は想定していないのかお聞かせいただけますか。
◎(川俣区政支援部担当部長) 新しい庁舎につきましては、そういった津波の想定が素案ということで確定はされておりませんけれども、確定された中で市としてどういう対応をするかというのがこれから決まってきます。その中で浸水想定される区役所については対策をとるということで、金沢区については新庁舎になりますので、当然機械室、電気室は例えば最上階に持っていくという形で今のところ考えておりますし、今プロポーザル提案を受けておりますけれども、ほとんどがそういった提案になっているということでございます。
◆(磯部委員) 機械室、電気室を上に持っていって、機械類を津波の被害から守るというのもわかりますけれども、そもそも浸水域として想定されているところに、こういった重要な区庁舎を再整備していいのかという疑問が残ったのですが、その点御説明いただきたいと思います。
◎(川俣区政支援部担当部長) 庁舎の場所については、これまでも相当長い間検討してきましたけれども、場所についても金沢文庫、金沢八景という中でいろいろな考え方がございましたけれども、なかなかこれから土地を買うということもできませんので、市の持っている土地ということで、現在の場所で建てかえるという方針を決めました。
◆(磯部委員) 経営会議に出席されていた大場副市長にも、こういった津波被害が予想されているところに新たに区庁舎を建てることに関して、市としてはどういう見解を持っているのかお伺いいたします。
◎(大場副市長) 私もいつの経営会議だったか記憶がパッと出てこないのですが、多分慶長型地震の話が出る以前からこの問題は調整会議であるとか経営会議で議論していたと思います。津波のことは率直に申し上げますと余り念頭になかったと思います。今、部長が申し上げたとおり、既存の庁舎の土地、なおかつあそこは警察も目の前にありますから官公庁の連携ができるということで、区民の皆様の利便性等を考えて現在地にしました。今後は慶長型地震を最悪の事態と想定して、機械室等の配置ももう一回整理していく必要があるだろうと思います。
◆(磯部委員) やはり不安は払拭できていない部分があるのですが、津波が想定されているところなので、そこに新しく建てるということは、それも想定して、スケジュールをおくらせることのないように、しっかり進めていただければと思います。
実際にこれから基本設計、実施設計とやっていかれるわけですけれども、実際の工事発注の予算審査の際にも、この間コスト削減する努力をどのように行ってきたのか、また実際のコスト削減の積み上げはどの程度になったのか、きちんと御報告していただきたいと考えています。その上で我々みんなの党としては、次の工事発注の審査に臨みたいと考えていますが、これについても副市長の御見解をお伺いいたします。
◎(大場副市長) 議案を出す段階で関係の資料が必要なものについては、出していけるように準備していきたいと思います。
◆(磯部委員) ぜひよろしくお願いします。
(中略)---------------------------------------
○(瀬之間委員長) ほかに御発言もないようですので、市民局関係の予算議案及び予算関係議案の審査を終了いたします。