いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2011.12.18

市政レポート 第3号

市会本会議 一般(代表)質問

12月9日の市会本会議において、みんなの党会派を代表し、林市長、山田教育長に質問をしました。最年少新人議員が1年目から本会議で質問することは異例であり、みんなの党ならではのことであります。我が会派としては、市長に対しては是々非々の姿勢で活動をしています。

質問の大項目は、①市長の市政運営に対する姿勢、②外郭団体の資金運用、③障がい児施策、④中学校昼食などの6項目、合計で21問になりました。

①市長の市政運営に対する姿勢

「市長職にあって、これだけは譲れないもの、大事にしているものは何か。市政運営における芯とは何か」などを問いました。これは、議員になってから地域の声を聞くと、「市長の待機児童政策にかける思いは良くわかる。しかしながら、それ以外の市長の思いが見えない」「イマイチやりたいことがわからない」このような声を耳にすることがよくあるので、質問に取り上げました。しかしながら、市長の答弁は、十分な回答を得られるものではありませんでした。

②外郭団体の資金運用

外郭団体の資産を調査しているうちに、資金運用の問題点を見つけました。外郭団体に計上されている資産の中の投資有価証券について、更なる損失が出てしまう危険性がある商品が多数あることが判明しました。その中身とは、金融派生商品、いわゆるデリバティブです。ハイリスクな商品であり、特に仕組債が多く含まれています。また、破産時の債務弁済順位の劣る通常の債権よりリスクの高い劣後債などを買っている外郭団体が存在していました。仕組債だけでも今回把握した中で、外郭団体の8団体、総額80億円を超えています。欧州危機、世界の金融危機が再来している中で、今回のような含み損や、損失が今後も出てくることも想定されます。今回の問題の適切かつ早急な措置を求めていくとともに、本市には公営企業、外郭団体等に存在する資金等を、本市自身が管理できるようにすべきであり、外郭団体等の埋蔵金を今まで以上に、可能な限り、最大限発掘し、市民のための財源、借金返済のための財源に使えるようにするように提言して参ります。

③障がい児施策

障がい児支援や本市の施設である横浜市なしの木学園の老朽化問題に触れました。11月に障がい児施設である当学園を視察し、老朽化による劣悪とも言える環境の中で、大勢の児童が生活している姿を見て、私自身とても胸が痛みました。その思いを込めての質問となりました。市長からは、「現施設は、大部屋中心の構造になっており、入所児童の障害特性に応じた適切な支援がしづらい環境にあり、その改善に向け、個室化の推進や老朽化への対応を行う必要がありますが、それには、現施設に全面的に手を入れるなどしなければ、解決は難しいと認識していること。そうした課題を解決していくため、現在検討を進めている」という前向きな答弁を得られました。今後もこうした見えにくい部分もしっかりと見ていき、問題提起、解決を導く所存です。

④中学校昼食

教育長に対する質問です。我が党の推進公約でもある中学校給食の実現に向けての道筋のひとつとして、現時点での基本的なことの確認と要望をしました。1月には、他の自治体の中学校昼食の実態や給食導入事例を視察する予定でいます。視察で得た情報はホームページなどで公開するとともに、会派として来年度の予算市会で取り上げる予定です。そのほかの詳細は、ホームページをご覧ください。