いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2017.03.08

政策局 局別審査 平成29年予算第二特別委員会 平成29年3月6日

平成29年度予算特別委員会の局別審査において、「政策局」の平成29年度予算審査を担当し、以下の1テーマにおける当局の認識を確認しました。

(質問の要旨だけでなく、答弁の要旨も記載しています。)

1 対話による創造の取組
(1)本市における民間と行政との対話の取組
【答弁】共創推進の部署を設立して以来、対話を推進する重要な仕組みとして、共創フロントをはじめ、サウンディング調査や、共創フォーラムなどの取組を進めてまいりました。28年度からは、より具体的な課題の解決に結び付けていくための、小規模な対話の場である共創ラボも開始しております。

(2)共創ラボの概要とねらい
【答弁】共創ラボは、行政が抱える課題について、様々な立場の民間の方々と行政が少人数でテーブルに着き、課題解決に向けた対話をする手法でございます。「公民の対話によりまして、社会的な課題の具体的な解決策を見出す共同研究の場とする」という考えから、この名称といたしました。参加した方々が、それぞれの持つアイデアやノウハウを出し合いまして、従来の考え方にとらわれない新たな発想やイノベーションを生み出していくことをねらいとしております。

(3)今年度の共創ラボで話し合われたテーマと成果
【答弁】今年度は、「企業の健康経営の推進」と「公共空間の活性化」の2つのテーマを採り上げております。「健康経営」については、対話を通じて必要性や課題を共有することで、取組に対する理解の向上や、新たに創設した健康経営の企業認証制度の普及にも役立つものと考えております。なお、「公共空間」につきましては、1月に開催した共創フォーラムでの議論を基に、今月中旬に共創ラボを開催する予定でございます。

(4)共創ラボが将来的に目指すビジョン
【答弁】共創ラボは課題解決に結び付けていくということにこだわって、今、進めているものでございますので、まずは実践事例を多数出して共有化をしていきたいと思いますし、「共創フロント」や「サウンディング調査」とともに、様々な行政分野の課題、地域の課題について幅広く活用できるようなことを描いております。また、効果的な対話を進める上で重要なファシリテーションのスキルを持つ職員が必要になりますので、こうした職員を育成するなど、全庁的に取組を進めてまいります。

(5)今年度のユースアップスの取組内容と評価
【答弁】昨年の10月のキックオフイベントを皮切りに、市内の大学、専門学校に通う17チーム、127名の若者たちが参画し、子育てや街づくりなどに関する、政策提言やアプリ開発などを行いました。28年度は、学生だけではなく、男女共同参画推進協会と組みまして、デートDV防止のためのアプリを開発するなど、様々な公的機関と新たな協働が進められたと評価しております。

(6)ユースアップスにおける学生と企業及び自治会町内会などの地域団体との連携・交流の状況
【答弁】今年度のユースアップスでは、17チーム中8チームが、企業や地域団体と連携・交流しながら活動を行いました。例えば、フェリス女学院大学のチームが「相鉄いずみ野沿線の活性化」をテーマに、地域のまちづくり団体や電鉄会社と連携し、また、横浜国立大学のチームが「密集市街地」をテーマに、西区の自治会と連携して調査研究をし、提案をしました。

(7)ユースアップスの今後の方向性
【答弁】より多くの高校生の参加を促すとともに、幅広い世代の若者たちに呼び掛けを行っていきたいと思っています。また、行政から、よりきめ細かなデータを提供することや、ユースアップスでの提案が実現に結びつくことができるよう、本市といたしましても「共創ラボ」のテーマに設定するなど支援を行い、活性化につなげてまいります。

(8)「ユースアップスの取組をはじめ、多様な民間主体との『共創』について、長期的な視点から戦略的かつ組織的に取り組むべき」
【答弁】現行の中期4か年計画におきましても「対話による創造」を基本に据えまして、行政分野全般にわたり、「共創」の取組を進めております。しかし今後、新たな、そして多様な社会経済情勢の変化が起きます。それに対応して効果的な行政を実現していくためには、様々な社会課題や地域課題の解決に有効な、多様な民間主体の方々との「共創」が、より一層必要になると思います。変化が激しい社会情勢の中、「共創」の重要性は、ますます高まりますので、29年度から全庁的な推進体制を強化して、積極的に推進してまいります。

正式な議事録ではなく、インターネット中継から文字お越ししたやりとりとなっております。実際の発言は、今後作成される議事録とは異なる部分がございますので参考程度にご覧ください。

■読み原稿はこちらです↓
20170306平成29年度予算第二特別委員会 政策局 局別審査 読み原稿
※実際の発言は、原稿とは異なる部分がございますので参考程度にご覧ください。

■横浜市会録画中継↓
横浜市会インターネット中継

当日の質疑の様子につきましては、市会のホームページをご参照ください。

この間、質問の調整や調査にご協力いただきましたすべての市職員の方に感謝申し上げます。

DSC_000031
(質疑の様子)