2017.12.17
平成29年第4回定例会 本会議(1日目)議案関連質疑 平成29年12月5日
第4回定例会初日上程された議案に関連し、本会議の質疑に登壇しました。
(質問の要旨だけでなく、答弁の要旨も記載しています。)
1 諮問市第4号(退職手当支給制限処分に係る審査請求に関する諮問)関連
(1)審査庁として把握している体罰等の内容
【答弁】26年8月頃から28年2月頃までの間、顧問をしている女子バレーボール部の生徒を蹴るといった体罰や、身体的接触を伴うセクシュアル・ハラスメントなどを、日常的に行ったとされています。
(2)本件審査請求を棄却しようとする理由
【答弁】本件は、中学校の教諭による長期にわたる体罰などの非違行為であり、社会及び公務に与える影響は非常に大きく、また、教育公務員に対する信用を著しく失墜させるものですので、棄却すべきと考えています。また、処分理由の付記が不十分とも主張されていますが、処分通知書には、月日、場所、非違行為の内容なども記載されておりまして、十分であると考えています。
(3)本市における昨年度と今年度の体罰の認定件数及び体罰防止の取組《教育長答弁》
【答弁】体罰と認定した件数は、28年度4件、29年度は11月末までで3件となっています。体罰防止のため、毎年、全ての学校で校内研修を実施し、教育相談やアンケートなどを通じて、校内指導体制の点検に力を入れています。昨年度は、中学校、高等学校の管理職と部活顧問の代表を対象に、専門家による研修を実施し、あらためて、私から全ての教職員に対し、体罰根絶にしっかり取り組むよう通知いたしました。
(4)体罰の根絶に向けた所感《教育長答弁》
【答弁】体罰は、児童生徒に対する人権侵害行為であり、学校教育法で禁止されている違法行為です。本事案以降にも、体罰が発生していることは、本当に申し訳なく思います。体罰が人権侵害行為であることを全教職員が今一度、自分事として捉え直すこと、職員間で指摘し合える風通しの良い学校を構築し、体罰を許さない学校をつくることが、一層必要であると痛感しています。体罰根絶に向け、しっかり取り組みます。
2 市第59号議案(横浜市市庁舎商業施設の運営に関する条例の制定)関連
(1)市庁舎商業施設の運営について基本方針を定める理由
【答弁】みなとみらい21地区や関内地区などの結節点に立地し、市庁舎に併設する商業施設として、求められる役割や機能を明らかにし、その方向に沿った運営を行っていくために定めました。磯部先生もこの新市庁舎の商業施設の運営に関しては、大変期待も御心配もお持ちだと思いますけれども、しっかりとやってまいります。
(2)運営期間中における状況の変化などへの対応
【答弁】商業施設を安定的に運営していくために、市民の皆様のニーズや周辺環境の変化などに的確に対応しているかどうかについても、選定評価委員会において評価していただきます。本市として、この評価を生かし、運営事業者と緊密に連携しながら、状況の変化にも対応する柔軟な商業施設の運営を行ってまいります。
(3)運営事業者の選定の考え方
【答弁】基本方針を最大限に実現し、将来にわたって魅力的な施設運営を行うため、商業施設の運営実績に加え、企業としての資力、信用などについても確認し、安定的に運営できる事業者を選定してまいります。
3 市第94号議案(平成29年度横浜市一般会計補正予算(第5号)河川整備費)関連
(1)今井川の河川改修の進捗状況及び補正予算の内容
【答弁】平成16年度から重点的に進めてきたJR岩間川橋梁の架け替え工事が、今年度末に完了します。これにより今井川の整備率は67.5パーセントとなる見込みです。今回の補正予算では、さらに上流の元町橋架け替え工事を進めていきます。
(2)今後の今井川の改修の進め方
【答弁】JR岩間川橋梁の架け替え工事完了に伴い、これまで着手できなかった橋梁から上流の整備を進めます。また、さらに上流の未改修区間についても、施工可能な箇所の整備を並行して行うなど、河川改修が早期に進むよう取り組んでいきます。
正式な議事録ではなく、インターネット中継から文字お越ししたやりとりとなっております。実際の発言は、今後作成される議事録とは異なる部分がございますので参考程度にご覧ください。
■読み原稿はこちらです↓
20171205本会議 議案関連質疑 読み原稿
※実際の発言は、原稿とは異なる部分がございますので参考程度にご覧ください。
■横浜市会録画中継↓
横浜市会インターネット中継
当日の質疑の様子につきましては、市会のホームページをご参照ください。
この間、質問の調整や調査にご協力いただきましたすべての市職員の方に感謝申し上げます。