いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2012.10.04

中学校給食の実現に向けて(6)~岡山市の取り組み~

岡山市の中学校給食を視察しました。
岡山市では、昭和31年10月より一部の中学校で給食が始まり、昭和38年5月に全中学校でミルク給食、同7月に全ての中学校で給食が始まりました。昭和58年4月に全中学校で完全給食となりました。
運営は、全ての中学校給食を民間に委託しており、単独校調理方式24校13,570名、親子調理方式1校180名、共同調理方式11校4,627名(いずれも平成24年4月時点)となっています。
今回の視察では、センター方式を学ぶため、共同調理方式の視察を行いました。
視察先は、岡山学校給食センターで昭和46年9月より運営されています。施設は、公設、運営(調理・配送)は民間となっている公設民営のセンター調理方式です。こちらでは、岡山市内5校2,478人分の中学校給食を提供しています。

出来上がった給食は食缶に詰められ、また、保温機能があるコンテナに収められたのち、各中学校にトラックで配送されます。

各中学校に届くと配膳室に運ばれ、給食の準備が行われます。
給食時間になるとエプロンをした給食当番が食缶や食器を取りにきて、各教室まで運びます。各教室では、個別に盛り付けがされ、給食が始まります。

この日のメニューは、さわらのお茶葉入り天ぷら、ご飯と骨コツふりかけ、黄にらのすまし汁、デコポンと牛乳でした。
お肉だけではなく、魚も使ったバランスのよい給食と感じました。食育の観点もとても大切なことであると感じました。

楽しい給食が終了すると片付けが行われ、食缶や食器を配膳室に戻します。
配膳室では、給食委員会の生徒がその様子や残飯をチェックし、啓発を図っていました。
教育上も配慮された取り組みであると感じました。
準備から配膳、食事、片付けまで35分間となっており、差ほど時間がかかっていないイメージを強く感じました。
カリキュラム上、時間がなくて実施が出来ないという印象はありません。
戻ってきた食缶や食器は、保温コンテナに収められ、センターに戻ります。
センターでは、洗浄、消毒や翌日の準備が行われます。

ここまで会派視察として、神戸市、北九州市、相模原市、名古屋市、岡山市、委員会視察として、京都市を視察しました。
横浜で実施されている中学校昼食のモデル実施の状況や結果を見極めながら、横浜で可能な、受け入れられる中学校給食を検討し、議会の内外で提言、主張してまいります。