いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2014.10.30

建築・都市整備・道路委員会 行政視察 平成26年10月30日 長崎電気軌道

常任委員会の行政視察も最終日を迎えました。
3日目の今日は、長崎市の路面電車、長崎電気軌道㈱に伺いました。
視察内容は「中心市街地でのLRTによる公共交通について」です。
長崎電気軌道は、路面電車として長崎市の中心部を11.5km運行しています。
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現在の路線は、昭和43年に完成した路線です。
車社会になり、横浜でも路面電車が廃止される中、日本全国で路線を1mでも短くしていない路線は、こちらの長崎だけとのことでした。
運賃は120円で、途中下車しなければどこまで行っても均一料金です。
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路線が交差する築町での1号系統と5号系統の乗継は、乗継券がもらえますので1回の料金で乗換が可能です。
来年の11月で営業開始100周年を迎え、黒字経営を続けているそうです。
定期の乗車より定期外の乗車が圧倒的に多い状況となっています。これは、定期の割引率が低いこと、回数券(チャージ)方式での乗車が多いことに加え、観光客の利用が多いとのことでした。
視察の際は、車両基地も見させていただきました。
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明治時代に作られた車両もあります。
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事故は年間200件程度あり、ほとんどが後方から接近する電車に気づかず右折する自動車との接触事故だそうです。
右折車が前方にいるときは、特段の防衛運転をすることによって、50件程度まで減らしたとのことでした。
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長崎市からは、新型車両の導入時の補助と電停の改良、交差点のブロックの改良を受けているとのことでした。
運営に関する補助は黒字経営のため、受けていない状況です。
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横浜でもLRTを導入できないか検討を始めています。
3日間の視察で得たものは、横浜の施策に生かしてまいります。