いそべ圭太  自由民主党 横浜市会議員(保土ケ谷区選出) 公式ホームページ

2014.08.13

平成25年11月25日 平成25年 こども青少年・教育委員会

△平成25年度前期末における通知表の誤記載及び誤配付について
○(酒井委員長) 次に、平成25年度前期末における通知表の誤記載及び誤配付についてを議題に供します。
当局の説明を求めます。
◎(岡田教育長) 通知表の誤記載及び誤配付につきましては、ゼロを目指すということで、前回、発生しましたときにも、委員の皆様方に改めて対応方針をお示しし、全ての学校に連絡をもう一度徹底し、なくしますということで迎えた平成25年度の前期末でしたけれども、通知表の誤記載及び誤配付がありました。本当に委員の皆様方にいつも御心配をかけ、そして保護者の方にはおわび申し上げ、繰り返しこういうことが続いていくことには、私も、本当に恥ずかしくて情けなくて、いろいろな対応をきちっととっていかなければいけないと改めてもう一度思っているところです。
今回の平成25年度前期末における通知表の誤記載及び誤配付についての内容につきまして説明いたします。
お手元の資料をごらんください。
(1)の誤記載及び誤配付の誤記載の関係ですけれども、評価・評定に関するものとして、小学校2校、中学校6校の合計8校、9人の誤記載がありました。出席・欠席日数等に関するものとして、小学校35校、中学校3校の合計38校、90人の誤記載がありました。また、小学校1校、特別支援学校1校の合計2校、3人の児童への誤配付もありました。
誤記載等の詳細は、資料1に横浜市記者発表資料として添付いたしました。
次に、(2)の誤記載が発生した主な原因等でございますが、一件一件確認を行いましたところ、データ入力を誤り、手順書に基づいた点検作業、ダブルチェックが適切に行われなかった。児童生徒一人一人を思い浮かべ、原簿の正確な作成及び確実な点検ができていなかったという点が挙げられます。
(3)今回の事案を受けて、今回、誤記載等がございました学校の全ての校長に、改めて聞き取りを行いました。一つは、今回の誤記載をどう捉えているか、一つは、これまでどのように取り組んできたか、一つは、今回のことをどう見詰め振り返っているか、一つは、再発防止にどう努力していくかという4点を中心に、聞き取りを行い、猛省を促しました。
次の2、これまでの取り組みと今後の対応についてですが、これは、これまでの取り組みと、今、述べました聞き取りの内容を踏まえて、今後の対応を行っていく必要があることからまとめたものです。
まず、2-(1)これまでの取り組みをごらんください。
特に、今年度に入りまして、これまでに、手順書による確認の徹底に加え、教師の基本となる次の4項目についても、学校訪問時や校長会、区ごとの校長の集まりなど、機会を捉えて、指導を行ってまいりました。
アとして、子供一人一人をしっかり見詰める。イとして、原簿を正確に作成する。ウとして、原簿と確実に照合する。エとして、コンピューター等を過信しないという4項目でございます。
実際に、全校長、全校に配付した資料を資料2として添付いたしました。
以上を踏まえまして、今後の対応につきまして、次の3点、アとして、一つ一つの事案を詳細に分析し、再度、方面別学校事務所を中心に、指導を行うこと、イとして、各区の学校経営推進会議等で、再度、4項目について注意喚起を徹底すること、ウ、原簿は、教師一人一人が責任を持って作成すべきもので、原簿作成の段階である日々の基本的な取り組み方について、各学校が、もう一度見詰め直し、組織的に対応するよう指導することについて、教師の意識やスキルに対する指導をより一層徹底してまいります。
説明は以上でございます。
○(酒井委員長) 説明が終わりましたので質疑に入ります。
(中略)---------------------------------------
◆(磯部副委員長) 各委員からいろいろと意見が出たところですけれども、私からも、1点、きょうは教育長を中心に御答弁いただいていると思いますけれども、せっかくおこしいただいているので、今田教育委員会委員長にも、この問題をどのように捉えていらっしゃるのか、またこれからの教師というのはどうあるべきとお考えなのか、お聞かせいただければと思います。
◎(今田教育委員会委員長) 私も、少し古いタイプですから、また誤記載の問題、今までいろいろ議論いただいているので、私が立場上勝手なことを言って、話がぶち壊しになってもいけないのですが、心の宝物、子供の宝物というのは本当にそういうものだろう、私も、小学校からの通知表を大事に今なお置いておりますので、そういうものだろうと思います。ただ、ある時期、横浜市が、いろいろなことで、誤送付だ何だ、したことを全部、私はこんな間違いしましたみたいなことをいっとき天下に言うことが、正義みたいな感じになったことがありまして、私は、それなりにちょっと緊張感を持たせるということでは必要だったかもわからないけれども、これは、行き過ぎると、そのことにのみとらわれてしまう、大事なことを忘れてはいないのかなという部分も正直思っております。ただ、先ほどお話がありました学校現場での緊張感というか、そういうものはもちろん大切だし、一方で職場環境という意味では、我々も、もう少し現場の先生が働きやすいような環境整備に、思いしていかないといけないと思っています。
あってはならないことだと言いつつ、何か私は、こんなことをやりましたと言っていくのが、本当にある意味でもっと大事な部分がありはしないのか、少し年を食っているほうなので、そんな気もしています。いずれにしても、学校の中で、今回、このことを踏まえて、教育委員会がいろいろないい取り組みをしておるのに、こういうことが新聞へ出ると、九仭の功を一簣に欠くみたいに、何だったんだということが悔しいではないか。今回あった学校には、ぜひ指導主事が赴くなりして、校長先生から様子を聞いて、ぜひ教育委員会にも報告してください、それで緊張感をもう一遍学校現場で持ってもらうことが大事ではないかと申し上げました。そういう反省の上に立って、しかし大事なものは何かということも、どこか一方で置きながら、教育に取り組んでいくことが、私は、大事なことではないかと思っております。
◆(磯部副委員長) 私も、20年たった今でも、通知表は全部大切にとってあります。とても人に見せられるものではありませんけれども、その当時の先生の思いとか、私は、小学校、中学校、高校は県立ですけれども、節目節目で本当にいい先生に出会ってきたと思っています。20年たった今でも、これから30年、40年、50年とたっていきますけれども、あの先生は、本当にいい先生だったなという先生を皆さん、一丸となって送り出して、横浜の子供たちに夢や感動を与えていただきたいと思っています。
(中略)---------------------------------------
○(酒井委員長) 他に御発言もないようですので、本件についてはこの程度にとどめます。
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